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投稿日: 2024.01.05 14:06
更新日: 2024.01.12 16:39

【二輪オフロードレースへGO!】AMAスーパークロス選手権を紹介。1月6日開幕、日本人選手の下田丈に注目

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Blog | 【二輪オフロードレースへGO!】AMAスーパークロス選手権を紹介。1月6日開幕、日本人選手の下田丈に注目

注目ライダーは、ふたりです!

まずは、最高峰450SXクラス#18のオーストラリア人、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)。2003年生まれの20歳ながら、誰もが納得するAMA最強ライダーです。

2020シーズンのスーパークロスでデビューしたのち、2021年と2022年のAMAプロモトクロス選手権250クラス、2022年のAMAスーパークロス選手権250SX EAST、2023年のAMAスーパークロス選手権250SX WESTと250クラスのタイトルを総なめにしたのち、2023シーズンのAMAプロモトクロス選手権より450クラスに昇格。

そこでルーキーながら全戦全勝でチャンピオンを獲得し、2024シーズンは初のAMAスーパークロス選手権450クラスに挑みます。
ここまで聞くと、ロードレースファンならひとりのライダーが思い浮かぶかもしれません。

そう、MotoGPのマルク・マルケスです。ルーキーイヤーから勝ちまくって最年少記録を塗り替えるジェット・ローレンスは、モトクロス界のマルケスだと思えばイメージしやすいでしょう。ちなみに、マルク・マルケスとジェット・ローレンスは共にレッドブルアスリートで、レッドブルの企画で2021年にコラボした過去もあります。

ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)
ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)

ふたり目のライダーは、なんと日本人。昨年までカワサキのチームから250クラスに参戦し、今シーズンからホンダワークスチームであるTeam Honda HRCに移籍して250クラスにチャンピオンを目指す、250クラクラス#30の下田丈選手です。

下田丈をロードレースのライダーに例えるならば、MotoGPのMoto2クラスに参戦する小椋藍選手でしょうか。
ミドルクラスで優勝やチャンピオン争いの筆頭候補となる日本人ライダーです。

2002年生まれ、三重県鈴鹿市出身の22歳で、鈴鹿サーキットの近くの、お父さんが持つモトクロスコースで練習を重ねたそうです。10歳の頃に渡米してアメリカの選手権に参戦を始め、2019年にプロデビュー。

2021年のAMAスーパークロス選手権250SX EAST第16戦で日本人初優勝の快挙を成し遂げ、長年日本人モトクロスライダーの夢であった「AMA選手権優勝」を叶えました。さらに2022年にはAMAプロモトクロス選手権250クラスで、2023年にはプレイオフのAMAスーパーモトクロス選手権250クラスで優勝しており、日本人初となるAMA3選手権優勝を達成しています。

2023シーズンはAMAスーパークロス選手権の開幕直前に怪我を負い、スーパークロスのシーズンはほとんどのレースを逃したものの、AMAプロモトクロス選手権250クラスでは最終戦での優勝を含む4度の表彰台を獲得しており、ランキング3位でシーズンを終えました。

今シーズンはチャンピオンチームであるTeam Honda HRCに移籍して戦います。すでに昨年11月に開催されたパリのスーパークロスレースで移籍早々に総合優勝を果たしており、今シーズンへの期待値がぐんと高まっています。AMAスーパークロス選手権では、本人のSNSで250SX Westへの参戦が表明されています。

下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)

レース情報はAMAスーパークロス選手権公式サイト(https://amasupercross.com)から、レースのライブ映像はsupercross live( https://www.supercrosslive.com/video-pass/)で見ることができるほか(フルシーズンで$159.99)、公式YouTube(https://www.youtube.com/@SupercrossLive)でハイライトを無料視聴することも可能です。
興味がある方は、ぜひ一度YouTubeを覗いてみてください。

余談ですが、2023年に始まったばかりの、AMAスーパークロス/プロモトクロス選手権の上位入賞者だけが参加できるプレイオフ・AMAスーパーモトクロス選手権(AMA SMX)は賞金が公開されていました。

AMAスーパーモトクロス選手権は、会場はスーパークロスと同じスタジアムながらコースレイアウトはモトクロスに近い、モトクロスとスーパークロスを混ぜ合わせたようなレースです。

3戦のみのプレイオフですが、450クラスのチャンピオン賞金はなんと100万ドル(日本円で約1億5000万円)。レースごとの賞金はもちろん別であるようです。これにAMAスーパークロス選手権、AMAプロモトクロス選手権それぞれの賞金も加わり、さらに契約金やチーム、スポンサーからの賞金も……と考えると、まさにアメリカンドリームを体現した世界だと感じます。

そんなこんなでAMAスーパークロス選手権について書いてきましたが、いかがだったでしょうか。今後はAMAプロモトクロス選手権や、その他オフロードの選手権も紹介していく予定です。

私の今の1番の夢は、実はAMAスーパークロス選手権現地観戦。生でこの雰囲気を味わいたくて、今一生懸命貯金中です(笑)。

AMAスーパークロス選手権の開幕は2024年1月6日(土)。まずはYouTubeからでも、日本人が大活躍するこの選手権を気にかけてみてください!

2024開幕戦は1月6日に、アナハイムのエンゼルススタジアムにて
2024開幕戦は1月6日に、アナハイムのエンゼルススタジアムにて
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)
下田丈(Team Honda HRC)


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