不協和音からの回復、ニューヒーローの誕生など豊富な話題で幕を閉じたサウジアラビアGPから1週間、F1パレードは貴重な移動日を謳歌しているに違いない。さて手術後にサインツはファンへ向けてコメントを投稿、元気な姿を見せている。SNSから今週のF1界を見てみよう。
●100%アウト
サウジアラビアGP決勝のレコノサンスラップでマクラーレンのランド・ノリスがRBの角田裕毅とあわや接触する場面が。のちに角田はアンセーフリリースによるペナルティが下り、レース前から予選9番手が台無しになってしまった。
レース前は相棒のダニエル・リカルドと連想ゲームで花が咲いて雰囲気も上向きだっただけに残念。
●ふたりの父
虫垂炎で欠場したカルロス・サインツの父と、サインツの代役を務めたオリバー・ベアマンの父が偶然にも隣同士でレースを見守ることに。息子は来季のシートを争う存在であり、眼差しの奥にふたりの将来を想う複雑な感情が渦巻いている。
●弾む噂話
レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーによる不適切な行為問題は泥沼化を呈している。ホーナーがいるからレッドブルで共闘しているチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューウェイの行方に対しても憶測が生まれるのは自然なことだ。なんでもフェラーリのジョン・エルカン会長はニューウェイの移籍を企み、金額の記載が自由な白紙の小切手を渡そうとしているとか。以前フェラーリはハリウッドスター並の報酬をニューウェイに提示したことがあり、天才デザイナー獲得の野望はいまだに残っているかもしれない。
●週末のお供
開幕2連戦が終了し、F1パレードは南半球のオーストラリアに移動中。退屈な週末にF1公式Xがドライバーの名前を散りばめたワードパズルを公開。20名全員を見つけられるかな？
レッドブルからはアナグラムクイズが登場。マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの最速コンビよりも素早く答えたいところだ。
●周冠宇
上海GP復活を記念してウォール・ストリート・ジャーナル3月号の表紙に登場したのがキック・ザウバーの周冠宇だ。レーシングスーツの姿が一枚もないのでレーサーの印象が薄れるが、スーツをバッチリと着こなしているのはさすが。
●スムースなオペレーションのおかげで
虫垂炎を患ったサインツは手術に成功しパドックへ復帰、オーストラリアGPに向けて準備を重ねている。「パドックに戻ってこられてすごく嬉しいよ。病院の素晴らしい、スムースなオペレーションのおかげでね」と自らの十八番を交える余裕も見られた。
●決起集会に立つガスリー
出鼻をくじかれてしまったアルピーヌはファクトリーにスタッフを集め、決起集会。ピエール・ガスリーがマイクを取り、今一度チーム一丸となるよう労いと将来への思いを語った。
