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F1 ニュース

投稿日: 2024.04.24 06:56
更新日: 2024.04.23 22:56

突然の「奇妙な」失速。上海でのペース不足に困惑するフェラーリ、代表はトラックの特殊性が関係と睨む

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F1 | 突然の「奇妙な」失速。上海でのペース不足に困惑するフェラーリ、代表はトラックの特殊性が関係と睨む

 フェラーリは、週末を通して競争力が欠けていたことに困惑しつつ4月19~21日にF1中国GPが行われた上海インターナショナル・サーキットを後にした。

『SF-24』と相性がよいコースだという確信を持って中国に到着したスクーデリア・フェラーリだが、彼らは週末の始まりから苦戦した。レッドブルとのギャップは今季最大となり、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツにとっては、マクラーレンさえも手の届かないところにいた。

 サインツはスプリント・シュートアウトで5番手となり、ルクレールは4位で短いレースを終えたが、メインの予選セッションでは6番手と7番手にとどまり、フェルスタッペン(レッドブル)のベストタイムから0.6秒以上離されていた。ルクレールは、土曜日のメインレースでも順位は変わらず、チームメイトに先んじて4位でフィニッシュしたが、ペース不足に明らかに困惑していた。

 ルクレールはいつものように率直に認めた。「チームとして、とくにハードタイヤではこのことに対する答えを見つけられなかったと思う。少し奇妙だ。なぜなら、今年の初めからこのマシンは、あらゆるコンディションかつ、すべてのタイヤでとても安定した強さがあったからだ」

「今日はちょっと特殊だ。ハードを履いた途端に0.5秒も遅れてしまったからね。だからとても奇妙だ。このことを調べ、何が悪かったのか理解するつもりだ」

 最初のピットストップを終えて3番手に浮上できたことで、ルクレールはノリスと戦えるという自信を持った。

「ランド(・ノリス/マクラーレン)については、最初は彼と戦うことになると思っていた。セーフティカーが出てリセットされるまでは、うまくタイヤマネジメントができていたんだ。すべての戦略については、少々残念だ。僕たちは良い仕事をしていたと思う。その後のハード(タイヤ)ではただ遅かっただけだ」

 僚友のサインツも同じ問題に遭遇した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)の早めのピットストップに反応して彼をオーバーカットしようとしたことから、状況は悪化した。「僕たちはメルセデスを追って抜こうとしたが、彼は早めにピットストップした。僕たちは反応して、かなり早い段階でハードタイヤを履いた。そのために、ハードタイヤでの最後のスティントがとても長くなった。ハードタイヤを使い切るのは常に難しいことだが、なんとかやり遂げて5位をキープできた。この状況では、5位が僕たちが今日達成できるベストの順位だったと思う」

突然の「奇妙な」失速。上海でのペース不足に困惑するフェラーリ、代表はトラックの特殊性が関係と睨む
2024年F1第5戦中国GP カルロス・サインツ(フェラーリ)

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