泣いちゃったベッテルの個人広報と対照的なハミルトン陣営@F1第16戦日本GP 現地情報2回目
今年の日本GPも、終わってしまいましたね~。悲喜こもごも。一番の衝撃は、やっぱり(セバスチャン・)ベッテルのリタイアでしょう。しかもまさかのエンジントラブルですもんね。
と、その話は追々紹介するとして、
金曜日の大雨、土曜日の肌寒い曇り空から一転、決勝当日は秋晴れが広がりました。と、青空を眺めていると、凄い轟音が轟いて、
RA300がメインストレートを駆け抜けて行きました。カメラを構えて、追いかけるのがやっと。モンツァでGP3の福住(仁嶺)くんがデモランした時はかなり慎重に走ってたのに、(佐藤)琢磨くんはおそらく全開だったと思います。50歳の老馬を、あまりいじめないでね(笑)
一方パドックでは、今年のグリッドガールが勢ぞろいしてました。
皆さん、とってもチャーミングだったけど、他のいくつかのGPでは民族衣装で決めてたんですね。それがすごくウケてただけに、鈴鹿でも着物姿が見たかったな~と、オジサンは思ったのでした。
午後1時半過ぎ。いよいよグリッドにマシンが付き、国歌斉唱です。クレイジーケンバンドの横山剣さんが、かなり早くから直立不動で構えてました。歌声を聴いたのはピットから戻る途中でしたが、味のある君が代でした。
しかしベッテルはそれどころではなく、国歌斉唱にも欠席し……、
ここからでは見えなかったのですが、メカニックたちがエンジンカウルを開けて大慌てで作業してる間、おそらく担当エンジニアと事態を話し合っていたのでしょう。しかし結局、リタイア。
(ルイス・)ハミルトンが優勝したため、両者のポイント差は59点まで広がってしまいました。残り4戦での逆転は、理論的にはまだ可能ですが、実際問題としてはかなり厳しいかと。
ベッテル本人も、さすがにショックだったのでしょう。レース後定例囲み取材もドタキャンし、それ以前のTV囲みも当初はドイツのTVだけ受けて、他のTVクルーから詰め寄られた個人広報の女性は、かわいそうに泣き出してしまったそうな……。
トロフィーとシャンドンのマグナムボトルと、ヘルメットを抱えてうれしそうに通り過ぎて行ったハミルトンの個人トレーナーとは、まさに対照的でした。