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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.07.13 00:00
更新日: 2018.02.17 09:12

「大人になった」本山と柳田がイベントでファンと交流


 スーパーGT第3戦で見事、優勝を果たした本山哲と柳田真孝が東京・渋谷区で祝勝会ファンミーティングを開催。本山にとっては3年半ぶり、柳田にとっても3年ぶりという優勝の喜びを来場したファンとともに分かちあった。

「ファンのみんなとこのようなイベントをやろうと10日くらい前に急に思い立って」と本山が話すように、本山が企画を考え、柳田とチーム、そしてメインスポンサーのSロードが協力する形でイベントが実現。実質、1週間ちょっとしか募集期間がなかったにもかかわらず、80人の募集はすぐに定員に達し、本山と柳田というふたりの人気を改めて印象づける形となった。

 会場ではメインスポンサーでもあるSロードの鮭を使った料理が振る舞われ、老若男女、幅広いファンが集まり、季節柄、浴衣で参加する女性もいるなど賑やかな雰囲気に。本山もファンと気さくに話し、写真撮影にも応じるなど、ファンとの交流を楽しんだ。
 
「個人で開催するイベントは今回が初めて。今までファンに向けたイベントができていないと思っていて、やっぱりこういうイベントをしていきたいなあって。でも、なかなか時間的にも難しくてできていなかった」

 本山が話すように、ブログやSNSを使ってのファンとの交流はこれまであったものの、サーキット以外で本山が個人でファンと直接触れ合うといった活動はなかった。これまで勝てなかった3年という期間が、本山の心境を大きく変えたようだ。

「自分自身、久しぶりに優勝したというのもあったし、やっぱり優勝するというのはすごく難しいこと。僕も長く走っていて、ファンのみんなは2年、3年と勝てない状況であっても、ずっと変わらず応援してくれた。その中でようやく優勝できてというのもあって、イベントを開きたいなと」

「今はいろいろな意味で余裕もあるし、昔と言ったらおかしいけど自分にとってレースは勝つことというのが、意外と通常のことだった。そのときはファンとの交流は個人のイベントという形ではなかった。ただ、レースはやっぱりファンとスポンサー含めて、たくさん応援してくれる人たちがいてこそというのが、身に染みてよくわかるようになった。大人になった(笑)。そういう部分はあります。実際、いつサーキットに行ってもファンの人たちが集まってくれて、ピットウォークでもたくさんの人が並んでくれるというのはすごくうれしい。ファンの人たちにはいつも感謝しています」

 この勝てなかった3年間、レースを辞めようと思ったことがあるかとの質問にも、「辞めようとは思わなかった」と本山は即答する。