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F1ニュース

投稿日: 2014.03.30 00:00
更新日: 2018.02.16 22:39

【メカアップデート】レッドブル、リヤの空力処理


 燃料流入量の違反に問われ、2位フィニッシュという開幕戦のレース結果を剥奪されたダニエル・リカルドとレッドブル。違反に関しては審議中であるため、それがどれほど2位という結果に影響を与えていたかは不明だが、オーストラリアGPでリカルドが素晴らしい走りを披露したことは事実である。

 その快走を支えたひとつに、エイドリアン・ニューエイの洗練された空力があることは間違いない。オーストラリアには新しいリヤウイングを持ち込み、フリー走行2回目でリカルドのマシンに搭載。セバスチャン・ベッテルは従来のリヤウイングで走らせて比較し、データを収集した。

 その結果、土曜日以降は2台揃って、新型を搭載していた。テストでの翼端板は波形のスリットだったのに対して、新ウイングはボックス型のスリットとなっている(矢印)。このスリットは、翼端板の内側と外側で発生する気圧差によって生じるリヤウイング後方の乱流を防ぐ役割がある。レギュレーションが変更された今年、この変更を加えることでリヤウイングの効率を高める狙いがあると思われる。

 マレーシアGPでは金曜日から2台とも新型を搭載。引き続き、フロービズ(マシンに液体を塗って、気流可視化する手法)を使って、空気の流れをチェックしていた。