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F1ニュース

投稿日: 2014.08.28 00:00
更新日: 2018.02.17 02:32

【今宮純】ベルギーGPドライバー採点&短評


 今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。ベルギーGPの週末を通して22人ドライバーのなかから「ベスト・イレブン」を選出。レース結果だけにとらわれず、3日間コース上のプレー、そしてパドックでの振る舞いを重視してチェック。
(最高点は☆☆☆☆☆5つ)

アンドレ・ロッテラー
WECトップドライバーのスポット参戦には、来シーズンを見据えた“裏"があるのではと想像する。ルノーPUを現時点で経験、これが15年WEC用ニッサン・エンジンになるとしたら役立つ(アウディから他への移籍も考えられる)。見るからに“PU実戦テスト"をしているようなアプローチが今までのF1デビュー新人とはまったく違った。フリー走行61周でエリクソンを0.969秒上回った予選に、豊富なキャリアの一端を見た。

セルジオ・ペレス
ウエットで苦戦を強いられたフォースインディアを“粘りのチェコ"が8位入賞へ。追い出されたビッグ・マクに対する個人的な闘志を秘めつつ、チーム一丸となってランク5位争い。

☆☆

マックス・チルトン
上位陣に周回遅れにされるシーンでチラッと映ったテール・トゥ・ノーズ攻防戦。42周目、エリクソンを抜き0.666秒差の16位。この週末、一時シート喪失状態だったが奮起、直近ライバルに競り勝った。

セバスチャン・ベッテル
1年前ここスパから怒涛の“9連勝"は始まっている。それを思い出すと今の走りは別人のようで「ヤンチャ」だ。5周目プーオンでミス、リカルドに抜かれまた彼に自信を与えてあげた。タイトル呪縛から解き放された4冠王……。

☆☆☆

ジュール・ビアンキ
予選Q1でスーティルと同タイムの14位。マクラーレン、ロータス、フォース・インディア、ザウバーの1台ずつを従えて(!)。確実性がさらにアップ、特にブレーキングが冴える。

ダニール・クビアト
ステアリング操作の早さが天才的なのだ。難しさが戻ったオールージュでそれを視認、バンプで跳ねた瞬間にカウンターステアで切り抜けるクイックアクション。FP2はボッタスとリカルドの間に割り込む7位、ルノー勢のトップ。15年からフェルスタッペンと“少年隊コンビ"を発表したトロロッソで、史上最年少エースに決定。


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