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F1ニュース

投稿日: 2013.10.10 00:00
更新日: 2018.02.16 19:12

“もうひとつの鈴鹿サーキット”にも縁石が設置


 今週末のF1日本グランプリを前に、鈴鹿サーキットでは縁石を塗装する作業が行われたが、今年は“もうひとつの鈴鹿サーキット”にも縁石が設置された。

 F1日本グランプリの舞台となる鈴鹿サーキットには、総延長1,583mにわたって縁石が設置されている。鈴鹿では毎年、7月の鈴鹿8耐と10月の日本グランプリの年2回、塗装が行われており、今年も今月4日(金)にレーシングコースの縁石の塗装が行われた。

 この塗装には、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)の規格に沿ったペンキが使用され、塗料はサンマリノ共和国より輸入。1987年の第1回から同じ鈴鹿市の塗装業者によって作業が行われているという。

 そうしたなか、今年は鈴鹿サーキットの最寄り駅である伊勢鉄道「鈴鹿サーキット稲生駅」にも縁石が設置されることになった。
 これは、鈴鹿のF1開催25周年を記念して、「鈴鹿サーキット稲生駅」のホームと階段をレーシングコースに見立て、縁石のようにペイント。電車を降りたファンに、F1の雰囲気をさっそく感じてもらおうと伊勢鉄道と鈴鹿サーキットが企画し、これに賛同した「NPO法人 鈴鹿モータースポーツ友の会」「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」「鈴鹿商工会議所青年部」をはじめとする市民有志が協力、実現することとなった。

 この縁石について、伊勢鉄道は次のようなコメントを発表している。
「このたび、鈴鹿サーキット様よりこの企画のお話をいただき、モータースポーツ都市、鈴鹿市の会社としての地域貢献、鈴鹿サーキット稲生駅をご利用いただくお客様へのおもてなしとして、参画いたしました。今回、当社鈴鹿サーキット最寄駅である鈴鹿サーキット稲生駅を降りたそのときから、F1をはじめとするモータースポーツの雰囲気を味わっていただこうと、サーキット(レーシングコース)をイメージしたペインティングを駅に施しました」

「伊勢鉄道の駅において、このようなペイントを施すのは初めてのことです。このペイント作業には、この企画にご賛同いただいた「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」「NPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会」、「鈴鹿商工会議所青年部」をはじめとする市民有志、約15名の皆様に御協力いただき、完成いたしました。関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。ぜひ、F1日本グランプリのみならず、鈴鹿へお越しの際は、伊勢鉄道をご利用いただき「鈴鹿サーキット稲生駅」を一目ご覧いただき、鈴鹿らしさを感じていただきたいと思います」

 F1開催期間中、鈴鹿サーキット稲生駅は約4万人もの人々が利用するという。この週末、同駅を利用するファンの方も多いと思うが、ぜひこの縁石を楽しむとともに、駅利用マナーの“コースアウト”にも気をつけてほしい。