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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.07.28 00:00
更新日: 2018.02.17 01:52

アウディ、スパ24時間で高い耐久性と性能を発揮


2014/07/28

Audi R8 LMS ultra、
スパ フランコルシャン24時間レースで3度目の優勝

● この6週間で、3回目の24時間レース優勝獲得

7月27日 インゴルシュタット/スパ フランコルシャン : アウディが、世界で最も過酷なGT3レースで優勝しました。11ブランド、60チームが参加した今年で90回目を迎えた伝統あるレースで、Audi R8 LMS ultraは過去4年間で3度目の優勝を獲得しました。優勝したのは、地元ベルギーのチーム・ベルギーアウディクラブ チームWRTで、ドライバーはローレンス バンドール / レネ ラスト / マルクス ウィンケルホック(ベルギー/ドイツ/ドイツ)組。ラストとウィンケルホックは、先のニュルブルクリンク24時間レースでもアウディを駆って優勝を獲得しています。

 2014年のアウディは、数多くの耐久レースでその実力を発揮しています。6月には通算13回目となるル・マン24時間レースで優勝。そのAudi R18 e-tron quattroが素晴らしい成果を挙げたわずか1週間後に、今度はAudi R8 LMS ultraがニュルブルクリンク24時間レースで優勝を果たしました。そして今回スパ フランコルシャンで、6週間で3度目の24時間レース優勝を獲得しました。これによりアウディは、2012年と同じく、世界の3大国際レースで優勝という偉業を達成しました。

 優勝したローレンス バンドール / レネ ラスト / マルクス ウィンケルホック組は、ポールポジションからレースをスタートしてから2時間に渡って、常に先頭を走っていました。その後、夕方6時から夜8時に掛けて、数多くのアクシデントが発生し、4度ものセフティカー ピリオドが実施され状況は混沌として、この間に一時6番手までポジションを落としてしまいました。しかし、わずかの間にローレンス バンドールがトップを奪還。その後のトップの座は、ピットストップタイミングの違いによって入れ替わりました。

 夜が明ける頃にはBMWチームマルクVDSレーシングがトップを走行していましたが、3台のアウディがトップの座に着実に近づいていました。そしてレース開始から21時間後、Audi R8 LMS ultraのレネ ラストがトップの座に返り咲きました。その後、ブレーキパッド交換作業のために一時トップの座を明け渡しましたが、レース終了75分前に、再びトップを奪回。最終的にアウディはスパ フランコルシャン24時間耐久レースで2011年、2012年に続く総合優勝を獲得しました。今回の優勝で、ローレンス バンドールがブランパン耐久シリーズのポイントランキングでトップに躍り出ました。同シリーズは9月21日にニュルブルクリンクで行われる最終戦を残すのみとなっています。