アウディ勢の今季陣容が確定。カラーもお披露目

　22日、東京・新木場で行われたアウディジャパンの発表会で、今季のアウディR8 LMS／R8 LMSウルトラ使用チームの陣容、そしてカラーリングがお披露目された。

　今季のスーパーGT300クラスには、すでに明らかにされているとおり4台のアウディR8 LMS／R8 LMSウルトラの参戦が明らかにされているが、この日の発表会にはメンテナンス中の11号車GAINER DIXCEL R8 LMSをのぞき、20号車Racerbook Audi R8 LMS、21号車ZENT Audi R8 LMS、さらにIWASAKI MODAクロコ apr R8という車名になったaprの30号車が登場した。

　11号車の平中克幸、さらに仙台からトンボ帰りで出席した田中哲也は、アウディというマシンのポテンシャルと、岡山での手応えを語った。すでに合同テストでも登場したとおり、11号車はダークグレーメタリックに、レッドとブラックのラインが入ったカラーになる。

　2台のアウディR8 LMSを走らせることになるヒトツヤマ・レーシングは、20号車は5月にオープンするモータースポーツSNS、レーサーブックのホワイトとグリーンのカラーリングに。

「チームを引っ張っていけるように、30年近いレーシングドライバーのキャリアを活かしたい」と語る野田英樹が現役復帰、そしてマイケル・キムが開幕戦岡山でコンビを組む。また、小林賢二が富士戦、鈴鹿戦でドライブ、フランク・ユウもドライブの予定があるようだ。

　また、都筑晶裕をエースに、この日は美しいドレス姿で会場に登場したシンディ・アレマンが乗り込むENT Audi R8 LMSは、すでに岡山で走行したとおりメタリックブルーとシルバーのカラーが決定している。なお、ヒトツヤマ・レーシングの一ツ山幹雄代表は、「ウチの2台は11年タイプ。戦闘力の差を岡山のテストで感じた。近々、2012年バージョンのウルトラにアップデートできるキットが発売されるのでそれを装着したい」と明かした。

　今季新たにアウディR8 LMSウルトラを走らせるaprは、IWASAKI MODAクロコ apr R8というマシン名のとおり、シルバーと、薄いブルーのクロコダイル模様に。岩崎祐貴と坂本雄也がドライブするが、「今年は勝利も狙えると思うし、タイトルも狙いたい」と岩崎は自信をみせた。

　それぞれ“らしさ”を活かしたカラーリングに彩られたアウディR8 LMS勢。他のマシンとどんなバトルを展開してくれるだろうか。