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投稿日: 2015.03.18 00:00
更新日: 2018.02.23 16:22

インディ公式テスト:シボレー2強が順調な仕上げ


 3月16、17日にバーバー・モータースポーツパークでベライゾン・インディカー・シリーズの公式テストが開催された。二日間で23台が走行を重ね、昨年の王者ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップタイムをマーク。トップ6まをシボレー勢が占める結果となった。佐藤琢磨(AJフォイト)は、2日目にタイムアップし、ホンダ勢では2番手の10位でテストを終えている。

 恒例の開幕直前テストがアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークで開催された。全長2.3マイルの美しいコースは今年もシリーズ第4戦の舞台となる。今年からはこのテスト、オープンテストではなく、プロモーターズテストという呼称になっている。

 1カ月と少し先に実際にシリーズ第4戦が行われるコースとあって、マシンセッティングに各チームとも力が入っていた。しかも、今シーズンは エアロキットが導入される。ホンダとシボレーがこのオフの間に開発して来た新しいエアロパッケージだ。まだ届いたばかりの空力パーツの数々を装着したマシンをできる限り高いレベルに仕上げようと、2日間のテストにエントリーした11チーム、23台は精力的に走り込んでいた。

 今年の2日間のテストは両日とも好天に恵まれた。バーバーでのオープンテストでは初めてのことだ。気温はいちばん寒かった1日目の走行開始時点で さえ摂氏18度もあった。それが日中には28度まで上昇。この地域の夏の暑さとは比べ物にならないが、晴れ渡った空の下、初夏のような穏やかさの 下でテストは続けられた。良好なコンディションが保たれたことで、参加チームはどこも大きな成果を挙げることができていた。

 走行初日にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が1分7秒4805でトップだった。2番手はチーム・ペンスキーに移籍した ばかりのサイモン・ペジナウで、タイムは1分7秒5329だった。3番手は昨年度チャンピオンのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、4番手は ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)、5番手は昨年度ランキング2位のエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)とシボレーの二強がトップ5を占めた。

 6番手につけたのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。彼は前日までニュー・オーリンズの新コースでテストを行なっていたため、オープンテスト最初のプラクティス・セッションには出走できなかった。それでも走り出した最初のセッションで6番手に食い込む好タイ ムをマークしてみせたのだ。オフの間にホンダのエアロキットの開発をメインで担当して来たドライバーならではのパフォーマンスだった。

 7番手はチーム合併によりシボレーユーザーとなったジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)で、8番手はアンドレッティからシュミット・ピーターソン・モータースポーツに移籍したジェイムズ・ヒンチクリフ。9番手はベテランのトニー・カナーン(チップ・ガナッシ) で、10番手はグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。シボレーはトップ5を独占し、7人をトップ10入りさせたのだ。ホンダはベストが6番手で、トップ10に入れたのは3人だった。


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