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投稿日: 2015.04.20 00:00
更新日: 2018.02.23 16:28

インディ第3戦:ライバルを抑えディクソンが勝利


 ロングビーチで開催されたベライゾン・インディカー・シリーズ第3戦。19日に行われた決勝レースは、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が好調のペンスキー勢を抑え、今季初勝利を挙げた。佐藤琢磨(AJフォイト)は、後方から順位を上げるも、最終ラップにガス欠。18位でレースを終えている。

 快晴の下で開催された第41回トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ。ポールスタートのエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は快調にトップを守っていたが、スコット・ディクソンより1周遅くした最初のピットタイミングが仇となった。

 彼が作業を終えてピットからダッシュしようというタイミングで、彼の目の前のピットボックスを使っていたトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)がピットインして来たため、1~2秒その場を動くことができずにコース復帰が遅れたのだ。

 ほんの僅かのストップ延長が決定的な差となった。まんまとディクソンはトップに出る事に成功し、その後はカストロネベスにアタックのチャンスを与えなかった。ふたりの差は一時は4秒以上に開き、ディクソンはそれをコントロールしながら周回を重ね、2.2221秒の大差をもってゴールラインを横切った。

 開幕戦ではチーム・ペンスキーがマシンの仕上がりで明確なリードを持っていたが、3戦目にしてついにガナッシは対等に近いところまで実力を上げてきた印象だ。

 ディクソンは過去8回のロングビーチ出場でトップ5フィニッシュがたった1回だけという相性の悪さに悩まされていたが、今日は圧倒的な速さで伝統あるストリートレースでの初勝利を記録。今後はロングビーチを苦手とすることはないだろう。そして、ディクソンはキャリア36勝を挙げ、ボビー・アンサーを抜いて歴代5位の優勝回数を有するドライバーとなった。

「この勝利は大きい。好きなレースなのに成績が悪かった。今日の僕らは最高に速く、一度トップに立ってからは差をコントロールし続けるだけで良かった」とディクソンは結果にも自分たちのパフォーマンスにも喜んでいた。


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