更新日: 2018.02.23 16:29
インディ第4戦予選:ペンスキーの勢い止まらず
アラバマ州バーバー・モータスポーツパークで開催されているベライゾン・インディカー・シリーズ第4戦。25日に行われた予選は、エリオ・カストロネベスがトップタイムをマークし、2戦連続でポールポジションを獲得。佐藤琢磨(AJフォイト)は、セッティングに苦しみ20番手だった。
バーバー・モータースポーツパークでのインディカー・シリーズ第4戦ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマ。今回のインディカーは2デイイベントで、午前と午後に1回ずつのプラクティスを行なった後、夕方に予選が開催された。
予選のファイナル・ステージに進んだ6人の中で最速ラップタイムとなる1分7秒1925をマークしたのは、ベテランのエリオ・カストロネベス。これでカストロネベスは、ロングビーチからの2戦連続ポールポジション獲得を達成し、キャリア43個目のPPはインディカー歴代4位となるもので、歴代3位のボビー・アンサー(49回)との差をひとつ縮めた。
雨と雷のため、予選のファイナル・ステージは1分40秒を残してチェッカーフラッグとなった。しかし、グリーンの状態が5分以上保たれたことで予選は成立となった。
カストロネベスはポール獲得で1点を稼ぎ、ポイントリーダーのチームメイト、ファン・パブロ・モントーヤとの差を2点に縮めた。「プラクティスから僕らは予選みたいに戦っている。チームメイト同志でプッシュし合っているんだ。それが速さに繋がっている。そして勿論、チームの力がある。マシンの仕上がりが素晴らしいんだ」とカストロネベスは喜んでいた。明日、彼は2010年以来のバーバー制覇を狙う。
予選2番手はウィル・パワー。1分7秒3833が彼のベストで0.1908秒の差があったが、今日の予選で最も速いラップ・タイムはパワーが第2セグメントで出した1分6秒8050。彼の戦闘力は侮れない。
サイモン・ペジナウが予選3番手とペンスキー・ドライバーたちが予選でトップ3を独占したのだ。もう1人のペンスキードライバー、開幕戦ウイナーでポイントリーダーのモントーヤは、予選の第1セグメント通過に失敗して予選15番手となった。