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F1ニュース

投稿日: 2014.09.24 00:00
更新日: 2018.02.17 03:05

エフワン見聞録:モンテゼモロの無念


 なんだか最近のF1は、レースを見ているよりチームのお家騒動やドライバーの移籍話を聞いている方が面白いような気がする。面白いと言えば語弊があるかもしれないが、どこのレースでもメルセデスAMGが圧倒的に速く、ウイリアムズやレッドブルが頑張っているが、それでもメルセデスAMGには追いつけない。

「フェラーリのミハエル・シューマッハーが勝ち続けた時代があったじゃないか」という反論があるだろう。フェラーリ圧勝で今と状況は同じだ、と。いや、ひとつ違いがある。シューマッハーはスターだった。しかし、現在メルセデスAMGチームのドライバー、ルイス・ハミルトンもニコ・ロズベルグも、まだ彼ほどのカリスマ性はなく、スターとは言い切れない。スターは何勝しても構わない。しかし、スターではない者が勝ち続けるほどつまらないレースはない。勝ち続ければスターになれるのか? いやいや、そもそものカリスマ性が違う。つまり、今のハミルトンがいくら勝ってもロズベルグが何勝挙げても、F1レースは面白くならない。