更新日: 2018.02.17 09:19
オリベイラがSF富士を制圧。復帰の一貴が2位
全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦富士は19日、55周の決勝レースが行われ、スタートでホールショットを奪った後は終始レースの展開をリードしていったジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)が今季初勝利を挙げた。
雨により混戦模様となった18日の予選を終え、迎えた決勝日は曇り空ながら朝からドライコンディションをキープ。気温28度、路面温度37度というコンディションの中、決勝レースは14時から始まった。
スタートでは、フロントロウから好発進を決めたオリベイラがホールショットを決め、その背後には、予選8番手からポジションアップを果たした中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が続く。3番手には小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、そして4番手には13番グリッドから順位を上げた国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)が並んでいった。
一方、ポールシッターのアンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL)は、スタート直後の混乱でフロントウイングを破損してピットイン。大きく後退することになってしまう。また、1コーナーアウト側では、接触によるダメージのためかナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がストップ。車両回収のためセーフティカーが導入されることになった。
首位のオリベイラは、6周目のリスタートでもポジションを堅持。4番手の国本が可夢偉に仕掛けていく場面もあるも、上位に順位変動はなく、オリベイラがひとりハイペースで2番手以下を引き離していった。
10周を終えたところで、7番手を走行していたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がピットイン。給油のみでコースへ戻る作戦を採る。その後数周は、続々とマシンがピットインしていく展開となるが、上位陣はここではピットへ入る動きは見せなかった。