更新日: 2018.02.23 15:48
カナーンがインディ最終戦を勝利。王者はパワーに
カリフォルニア州フォンタナで開催されたベライゾン・インディカー・シリーズ最終戦。30日に行われた500マイルの決勝レースは、トニー・カナーンがチップ・ガナッシ移籍後初勝利を果たし、シリーズチャンピオンは、ライバルを退けたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が悲願の王者を獲得した。佐藤琢磨(AJフォイト)は6位で最終戦を終えた。
日が傾き、涼しくなった夜の7時過ぎにスタートした最終戦の決勝レース。序盤はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)がリードし、57周目か らは予選11位だったジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)のリードに変わった。しかし、ヒンチクリフのトップは長続きせず、74周目には再びモントーヤがトップに。
レース中盤の最速は一昨年のフォンタナ・ウイナーであるエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)。しかし、彼はトップに立った後のピットでスピード違反を冒して後退する。
その後には予選9位だったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)にトップの座が映った。しかし、彼はトニー・カナーンとのバトルの最中にターン4で単独スピン。メインスタンド前の芝生の上でエンジンストールして 周回遅れに陥った。このハンター-レイのスピンによるイエローが、今日のレースでの唯一のフルコース・コーションとなった。
144周目、カストロネベスがトップに復活。しかし、178周目のピットストップで再びカナーンが逆転。リスタート後にパワーがトップを奪った時期もあったが、トップに出ようと踏ん張ったところでタイヤを消耗させたらしく、パワーは徐々にペースが下がっていった。