コロネルが欠場。ホンダは新シャシーの完成急ぐ

　トム・コロネルが、今週末の世界ツーリングカー選手権第2戦ポールリカールを欠場することが分かった。

　コロネルは、先週行われた開幕ラウンドのマラケシュでレース2をポールポジションからスタートしたものの、同じフロントロウのメディ・ベナーニ（ホンダ・シビックWTCC）と接触してクラッシュ。彼のシボレーRMLクルーズは、ウォールに激しく当たって大きなダメージを負っていた。

　ロアル・モータースポーツによれば、コロネルのクルーズは今週末のポールリカールまでには修復が間に合わないという。
　チーム代表のロベルト・ラバッリャは、「壊れたマシンは今、ル・キャステレ（ポールリカール）へ向かっている。RMLのクルーが受け取り、イングランドのRMLの工場へ運び、そこで修復する」とコメントしている。

　一方、フリー走行のダメージで開幕ラウンドを欠場したガブリエル・タルキーニは、新シャシーでの出走を目指している。
　タルキーニのシビックWTCCは、マラケシュのフリー走行2回目でシボレーRMLクルーズを駆るジャンニ・モルビデッリに追突されダメージを負った。

　このダメージは修復不可能な状態だったため、チームは新しいシャシーの製作を決定。その後、ポールリカールにはマラケシュから送られたシビックと共にJASモータースポーツが夜通しの作業で製作した新シャシーの2台が到着。現在は、ダメージを受けたマシンからシステムと部品の移行を急ピッチで進めている。