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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.01.26 00:00
更新日: 2018.02.17 05:31

デイトナ24時間:ガナッシの02号車が総合優勝


 ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は24日〜25日、開幕戦デイトナ24時間の決勝レースが行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソン/トニー・カナーン/ジェイミー・マクマーレイ/カイル・ラーソン組02号車ライリー・フォードDPが総合優勝を飾った。

 今年もUSCCの開幕戦として開催されたデイトナ24時間には、4クラス合わせて53台がエントリー。予選では、今季からLMP2にスイッチしたマイケル・シャンク・レーシングの60号車リジェJS P2・ホンダがポールポジションを獲得。2番手にガナッシの02号車フォードDP、3番手には同じくガナッシの01号車が続いた。

 ポールポジションはLMP2に譲ったデイトナプロトタイプ(DP)陣営だったが、決勝ではガナッシの2台や、アクション・エクスプレスの5号車コルベットDP、ウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDPなどが序盤から首位争いを展開していった。

 レース終盤は、残り20分というところでイエローコーションが導入されたため、最後は5周のスプリントレースが繰り広げられた。ここでは、02号車フォードDPと5号車コルベットDPの2台が僅差で首位を争うも、02号車が1.3秒差でトップチェッカー。ガナッシが6度目のデイトナ総合優勝を獲得した。一方、レース半ばには燃圧の低下によりコース上にストップし、修復のため3ラップダウンと大きく後退する場面もあった5号車コルベットDPは、猛追を見せて再び首位争いに加わったものの、わずかに及ばずデイトナ2連覇を逃すこととなった。

 終盤のピットストップで02号車にかわされて2番手から首位を窺っていた10号車コルベットDPは、最後のイエローコーションの際にピットストップ。6時間の区切りの中でひとりが4時間以上ドライブしてはならないという規定をクリアするためのドライバー交代だったが、ピットレーン閉鎖中だったことからピットスルーペナルティを受けてタイムロス。チェッカー間際のスプリントには加わることができず、1分以上引き離されての3位となった。なお、終盤まで首位を争っていたガナッシの01号車は、22時間目にクラッチのトラブルが発生しリタイアを喫している。