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投稿日: 2015.04.20 00:00
更新日: 2018.02.23 16:28

トップ5達成のシトロエンが2戦連続で表彰台を独占


 19日、FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第2戦の決勝がモロッコのマラケシュで行われ、レース1はホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)、レース2はイバン・ミューラー(シトロエンC-エリーゼWTCC)が優勝を飾り、両レースでシトロエン勢が表彰台を独占した。

 ロングストレートをタイトコーナーで結んだ市街地コースのムーレイ・エル・ハッサン・サーキットで行われた第2戦マラケシュは、2レースともにシトロエンがライバルを寄せつけない走りを披露。レース1では5台のC-エリーゼWTCCがトップ5を独占する圧倒的な強さをみせた。

 レース1は、ポールスタートを決めたロペスがチームメイトのマ・キンファ(シトロエンC-エリーゼWTCC)とセバスチャン・ローブ(シトロエンC-エリーゼWTCC)を従え、さらに予選2番手につけた地元の英雄メディ・ベナーニ(シトロエンC-エリーゼWTCC)も3台のワークス勢に続いてトップ4を形成すると、10番グリッドのイバン・ミューラー(シトロエンC-エリーゼWTCC)もスタートの攻防で8番手に浮上し、続けてホンダのガブリエレ・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)とノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)も交わして6番手でオープニングラップを終えてくる。

 レース中盤もトップ4のシトロエンがそれぞれポジションをキープするなか、5番手のティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)を捉えた6番手のミューラーはピッタリとシビックの背後につけてプレッシャーをかけ続ける。すると8周目の最終コーナーでミューラーがモンテイロのインを伺うがこれは成功せず、間隙をついた背後のタルキーニと軽く接触してバランスを崩す。しかし、すぐにマシンを立て直したミューラーは再度モンテイロに迫ると翌周ついにシビックを交わして5番手に浮上。これでシトロエンの1-2-3-4-5が完成する。

 その後は母国での表彰台を目指す4番手のベナーニが地元ファンの大歓声をバックにチームオーナーである3番手のローブに終盤戦いを挑んで一度インサイドに飛び込んだが、これはシケインカットとなってポジションを戻すことに。結局、ベナーニは最後までオーバーテイクを果たすことはできなかったが、表彰式にはヨコハマトロフィーのウイナーとして登壇を果たし、一番の歓声を浴びることとなった。

 レース2は、リバースポールからスタートを決めたミューラーと3番手スタートのローブが、1コーナーの接触でクラッシュしたトム・コロネル(シボレーRMLクルーズ)とモンテイロの混乱から抜け出し、大きく後続をリード。さらにその混乱に乗じて10番手から5つポジションを上げたロペスが、4周目と5周目にいずれも最終コーナーでヒューゴ・バレンテ(シボレーRMLクルーズ)、トム・チルトン(シボレーRMLクルーズ)を順に料理し3番手に。この結果、ミューラー、ローブ、ロペスが1-2-3でフィニッシュし、レース1に続いてまたもシトロエンが表彰台を独占した。

 ホンダ勢は、レース2でタルキーニが手にした5位が最高位だった。


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