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F1ニュース

投稿日: 2015.10.14 00:00
更新日: 2018.02.17 10:58

トロロッソと跳ね馬の交渉進むもレッドブルは危機的状況


 トロロッソが来季に向けてフェラーリとのパワーユニット供給契約に近づいていることが分かった。トロロッソは2015年版エンジンを受け入れる考えだという。しかしフェラーリから最新エンジンの供給を拒否されたといわれているレッドブルは、F1から撤退する場合はトロロッソも引き上げるとの考えを示している。

 レッドブル・レーシングとトロロッソは2016年末までルノーとのエンジン契約を結んでいるものの、ルノーとの関係は悪化し、今季末で契約を解消するべく交渉を進めている。

 エンジン供給に関してメルセデスとは合意に至らず、フェラーリと交渉を行ってきたレッドブルは、ワークスチームと同等のパワーユニットが供給されてトップ争いができる状態でない限り、F1から撤退すると公言。1年落ちのパワーユニットの提供を提案するフェラーリとの話し合いが進んでいないとみられていた。ロシアGPの週末には、フェラーリがレッドブルに対して最新仕様のパワーユニットの供給はしないという決断を下したと広く報じられた。

 一方で、トロロッソは型落ちエンジンの供給を受け入れる考えであり、フェラーリとの交渉が進んでいるようだ。ただし、1年遅れのエンジンを使用するには現在の規則が変更される必要がある。テクニカルレギュレーション付則4には、各マニュファクチャラーは1シーズンの中で承認を受けたパワーユニットの1仕様しか供給することを許されないと記されている。今年のマノーが昨年型フェラーリPUを使っているのは特別な措置によるものだ。

 しかしこの規則を変更して1年落ちのエンジンの使用を認めるべく協議が進められており、次回のF1コミッションを経て、その後12月のFIA世界モータースポーツ評議会が承認すれば正式に規則変更が決まる。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています