レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2015.03.02 00:00
更新日: 2018.02.17 06:21

ニッサン、WEC/ル・マンでチルトンを起用


 ニッサン/ニスモは、WEC世界耐久選手権/ル・マン24時間のLMP1クラスに投入するニッサンGT-R LMニスモのドライバーとして、元F1ドライバーのマックス・チルトン、そしてニッサンドライバーのアレックス・バンコムの起用を発表した。

 ニッサンは今季、GT-R LMニスモと名付けられたFFレイアウトの車両で、スポーツカー耐久レースの最高峰カテゴリーに16年ぶりに参戦。ル・マンには3台目のマシンも投入することを明らかにしており、これまでマルク・ジェネ、ミハエル・クルム、ヤン・マルデンボロ、オリビエ・プラ、ハリー・ティンクネル、松田次生、ルーカス・オルドネスの7名の起用を発表していた。

 今回ニッサンは、今月開幕するジュネーブ・モーターショーに先駆けて、残る2名のドライバーを発表。2013年〜14年とマルシャでF1を戦ったチルトン、そしてGTアカデミーの指南役も務めるなど経験豊富なバンコムの起用を明らかにした。

 チルトンは、F1デビューイヤーとなった13年シーズンにシリーズ全戦完走を達成。ニッサンは今回の発表の中で「速さを兼ね備えたミスのない走りは現在のLMP1には欠かせない要素」とその実力を高く評価している。チルトン自身も「ル・マンは本当にやりがいのある挑戦だし、ワークスドライバーとしてあのレースを走ることはまたひとつ夢が実現したようなものだよ」と喜びを語る。

「僕は常に最高レベルでレースをすることを目指しているんだ。ニッサンGT-R LMニスモに投入された技術は、F1のマシンと同じくらい優れている。チームのみんなに会って、このプロジェクトにかける思いや情熱を目の当たりにしたんだ。コースで走る日が待ち切れないね!」