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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.04.30 00:00
更新日: 2018.02.16 23:28

ニッサン「ZEOD RCは目標を達成することができる」


 ニッサン・グローバル・モータースポーツダイレクターのダレン・コックスは、ニッサン/ニスモが今年のル・マン24時間に投入するニッサンZEOD RCが当初の目的を果たすことができるはずだと語っている。

 ZEOD RCは、ル・マン24時間の舞台であるサルト・サーキットを電力だけで1周走行できる技術を備えた“ゼロ・エミッション・レーシングカー”。マシンに搭載された電力駆動と1.5リッター3気筒直噴ターボエンジンの駆動を切り替えることが可能で、EVモードで1周走行した後、エンジン駆動に切り替え回生を行い蓄電、再びEVモードで走ることができる。

 ZEOD RCは、レース中に電気エネルギーのみの走行で、ミュルサンヌでは300km/hに到達するラップを走ることを目指している。コックスは、エンジン駆動ではLMP2のマシンを僅かに上回る3分40秒前後のタイム、電気エネルギーでの走行でも4分を切ると考えているという。

「それらの目標をすべて達成することができると確信しているよ」とコックス。とはいえ、24時間をトラブルフリーで走り切るのは「ほとんど不可能」だとも評している。

「もしも24時間続けて走り切ることができれば、それは信じられないような功績になるだろう。それが我々の目指しているものではあるが、それを見越しているわけではないよ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています