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F1ニュース

投稿日: 2012.04.22 00:00
更新日: 2018.02.16 08:36

バーレーンGP、予選トップ10ドライバーコメント


 F1第4戦バーレーンGP予選でトップ10入りを果たしたドライバーが、予選の戦いを次のように振り返った。

予選1位 セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
 素晴らしい気分だ。これは完全にチームのおかげだよ。僕らは今シーズン、楽なスタートを切ることができなかった。期待が大きかったが、何より僕らは自分達自身に期待していたことを成し遂げることができなかった。必死にマシンの改善に取り組み、あちこちで微調整をし、前進するための正しい道を探ってきた。ここ数戦、チームの皆はろくに寝る暇もなかったよ。先週末の中国は厳しいレースだったし今回もそうだから、彼らのためにポールが獲れてよかった。この週末はずっとマシンのフィーリングがよかった。Q1ではコースアウトしそうになったりしてそれほどスムーズな予選ではなかったけれど、ポールが獲得できて嬉しい。

予選2位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
 予選の運びと、チームが今週末これまでにしてくれた仕事にとても満足している。今年は毎戦フロントロウを獲得できているし、今回はここまででベストな予選パフォーマンスのひとつだと感じている。Q3のアタックは2回ともとてもうまくいき、マシンの性能を全て引き出せたと思う。明日のために幸運を祈ろう。レッドブルのドライバーふたりはレースで打ち負かすのがとても大変な相手だけれど、僕らもレースペースでは0.1秒も離されていない。スタートが鍵になるよ。今シーズン僕らはずっと良いスタートを切ってきているから、1コーナーまでのところでセブ(ベッテル)に挑戦できることを期待している。今シーズンはすごく面白くなってきているね。現状では誰が勝ってもおかしくないよ。

予選3位 マーク・ウエーバー(レッドブル)
 ここではずっとマシンの調子がよかった。Q1はあまり楽ではなく、僕らふたりとももう一度アタックをしなければならなかった。僕にとってはかなり良いセッションで、このサーキットでの最高の予選パフォーマンスになったよ。セブはいいラップを走ってポールを獲得したし、ふたりが前につけられたことに満足している。チームはとても集中して、懸命に作業に取り組んでくれた。今日までは土曜日にはあまり強さを発揮できていなかったが、日曜日はうまくやれていた。明日はここからいいレースができるよ。タイヤ戦略がものすごく重要になる。僕らも含めて大勢のドライバーたちが、予選ですでにかなり多くのタイヤを使ってしまっている。

予選4位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)
 4番手は僕が期待していた位置とはちょっと違うけれど、そんなに悪くはないかな。Q3最後のラップで思うようなバランスが得られていないときは、いつだってひどい気分だ。マシンから最高の力を引き出せなかったから、タイヤを節約するために早めにピットに入った。それでも4番手は悪くない。マシンは昨日より随分よくなった。昨日ひと晩で少し改善することができたんだ。予選ではレッドブル勢がすごく速いだろうと予想していたから、彼らに近いところにいるというのは前向きな要素だ。1週間前にポールを獲ったニコ(・ロズベルグ)より前に出られたのは、良い意味でのサプライズだ。明日はいいスタートを切ることがとても重要になるだろう。ルイスも僕もグリッドの汚れた方からのスタートでより難しくなるから、それをきちんと決める必要がある。タイヤマネジメントも大切だよ。明日の挑戦が楽しみだね。

予選5位 ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
 今日の予選では、概ねとても快適に乗れていた。でも僕らはレースペースに集中してきた。そうすると必ず予選セッティングにおいて妥協を強いられる。明日のレースに向けていいポジションにいると思う。トップ5の中で僕だけが新品オプションタイヤ1セットを持っているんだ。このサーキットではそれはかなりプラスになるだろう。レースでは、慎重に走り、正しいタイヤマネジメントの仕方を見つけることがとても重要になる。コンディションがかなりタフだからね。

予選6位 ダニエル・リカルド(トロロッソ)
 とてもいい気分だし、この結果にすごく満足している。中国にはアップデートを持ち込んだけれど、平均以下の週末を過ごした。でも僕らはそのアップデートにこだわり続け、チーム全員が頑張ってくれたおかげで、ここではかなりうまく使えるようになった。チームとのコミュニケーションもとてもうまくいっていて、それがQ3進出のための助けになったんだ。自分のドライビングに満足している。僕はセッションごとに良くなっていった。こんな日は頻繁にあるものではないから、今を楽しみつつ、大切なのは明日だということを忘れないようにするよ。ここからはレースに向けて全てをまとめ上げなければならない。今夜はタイヤに関する戦略のすべての選択肢を検討していく。そうすることで自信を持ってレースに挑めるようになるし、6番手からのスタートだから、できるだけたくさんのポイントを獲得することに集中しなくてはならない。これまでで最大のチャンスだからね。明日の夕方も笑っていられるといいな。

予選7位 ロメイン・グロージャン(ロータス)
 チームにとっていい結果だね。今シーズンは毎戦Q3に進出できていて、それはいつだって喜ばしいことだ。マシンの仕事ぶりに満足していいと思う。フライングラップで小さなミスをしなければ、もっと上にいけたかもしれない。ここは中国でのコンディションとは随分違っているが、その変化にうまく対応できたことを誇りに思っていいと思う。正しいセッティングを見つけ出すのはとても大変なんだ。今日僕らは期待していたよりも少々トップから離されてしまったけれど、レースペースは良いみたいだし、今回もまた接戦のグリッドだから、明日はすごく面白くなるはずだよ。

予選8位 セルジオ・ペレス(ザウバー)
 すごくいい予選だった。チームはまた今回も素晴らしい仕事をしてくれた。フリープラクティスの後で予想していたよりも、ずっといい結果が出せた。今日はマシンのポテンシャルを最大限に引き出せた。明日の目標はスタートでいくつかポジションを上げることだ。そしてレースの展開を見ていくよ。明日はタイヤのデグラデーションという点で誰にとってもトリッキーなレースになるだろう。2度目の表彰台というのは全く現実的ではないと思う。このコースは僕らにとっては楽ではないんだ。でも明日はポイントを獲りにいくよ。

予選9位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
 今日の僕らの力を評価すれば8位から12位あたりだったので、9番グリッドというのは今の僕らのレベルと一致している。このコースの性格は僕らの今のマシンと合っていないのは間違いない。それを考えれば、今週末のここまでの流れはそれほど悪くない。Q3入りのチャンスをつかむため、僕らはソフトタイヤ3セットすべてを使わなければならなかった。つまりQ3では新品ソフトが残っていなかった。ユーズドタイヤでタイムを出しに行っても意味がなかったし、そうすれば数周走ったタイヤでスタートしなければならなかった。でも僕らは(Q3でタイムを出さなかったため)スタートで履くタイヤとしてミディアムを使うかソフトを使うか、自由に選べる。明日のレースは、特にタイヤに関してすごく厳しいものになりそうだ。今までのところ、僕らは常に土曜よりも日曜で少しパフォーマンスが向上している。バーレーンでもそうであることを願おう。明日はタイヤをできるだけうまく管理して走り、3セットの新品ミディアムを最大限に生かさなければならない。スタートも重要だ。僕らにとってオーバーテイクが難しいのははっきりしているけれど、スタートならすぐにいくつかポジションを上げられる可能性がある。目標? ポイントを獲得することだ。6位か7位あたりかな。それがすごい順位じゃないことは分かっているけれど、今日のマシンで狙えるのはそのあたりだ。

予選10位 ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)
 今日の予選パフォーマンスにとても満足しているよ。昨日プログラムを短縮したため、すべての仕事を片付けるのは楽ではなかったが、チームは頑張って予選前にマシンをこのコースに合わせて仕上げてくれた。Q2では素晴らしいラップを走り、セッション最速タイムからたった0.3秒遅れだったんだけど、Q3では戦略の観点からタイヤを節約しようとみんなで決めた。これによって僕らは一番いい形で明日に臨むことができると思うし、力強いレースができるよう願っている。