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F1ニュース

投稿日: 2013.11.17 00:00
更新日: 2018.02.16 20:09

ヒュルケンベルグが4番手。首位ベッテルは盤石


 2013年F1第18戦アメリカGPのフリー走行3回目FP3は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。

 午後の予選を占う土曜朝のフリー走行は60分。セッション開始時の天候は曇りで気温と路面温度はともに20度と肌寒いコンディションとなった。

 セッション開始とともに各車ハードタイヤを履いて周回をスタートすると、序盤の走行で早くもレッドブル勢が好タイムを並べてくる。まずは、前日2番手のマーク・ウエーバーが開始20分を前にリードを奪うと、その数分後にはベッテルがウエーバーのタイムを上回ってくる。

 トップに立ったベッテルは続くアタックでもベストタイムを更新する1分37秒433を記録。そのベッテルに好調ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがコンマ約4秒差で続き、ロータスのロメイン・グロージャン、マクラーレンのジェンソン・バトン、ウエーバーというオーダーでセッションを折り返した。

 終盤に向けて一旦タイムシートは降着状態となったが、残り20分を前にウイリアムズのバルテッリ・ボッタスが2番手タイムをマーク。さらに、そのボッタスをウエーバーが上回ってきた。

 ミディアムタイヤでの本格的な予選シミュレーションが行われた残り10分では、またしてもザウバーを駆るヒュルケンベルグが上位を脅かす走りを披露する。
 早めのアタックでベッテルのトップタイムを塗り替えたヒュルケンベルグは、2度目のアタックでそれまでのセクター1、2のベストを更新、1分37秒272までタイムを縮めることに成功する。ヒュルケンベルグはその後、レッドブルのベッテルとウエーバー、さらにチェッカー直前にもメルセデスのルイス・ハミルトンにタイムを更新されたが、最終的には堂々の4番手につけ、この後の予選に弾みをつけた。

 ベッテルは周回数を抑える余力を残しながらも、チームメイトに対しコンマ約2秒差を築いてトップでFP3を終了。3番手ハミルトンはウエーバーとコンマ約1秒差。ヒュルケンベルグに遅れをとったものの、グロージャンが5番手につけ、3グリッド降格が決まっているジェンソン・バトンが6番手で続いた。

 キミ・ライコネンの代役としてもう一台のロータスを駆るヘイキ・コバライネンはグロージャンからコンマ約5秒差の13番手。またフェラーリ勢は、低い路面温度でグリップを得られず、フェルナンド・アロンソが11番手、フェリペ・マッサにいたっては17番手と厳しい戦いを強いられている。