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投稿日: 2015.06.30 00:00
更新日: 2018.02.23 16:45

フォンタナ戦は“狂気”とドライバーたちが苦言


 インディカー・シリーズに参戦しているトップドライバーたちは、先週末にオート・クラブ・スピードウェイで行われた第11戦フォンタナのレースに対して“狂気のレース”だったと苦言を呈している。

 スーパースピードウェイでの500マイルイベントは、今季から導入されたエアロキットの高いダウンフォースにより、IRL時代を彷彿とさせる大きなパック(集団)走行が続き、80回のリードチェンジが行われるスリリングなレース展開となった。

 終盤クラッシュが相次いだレースは、残り3周で起きたライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)とライアン・ブリスコ(シュミット・ピーターソン)の大クラッシュによって終了となり、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)が7年ぶりの勝利を飾った。

 怪我を負ったドライバーはいなかったが、ドライバーたちは今回のレース展開は、ダン・ウェルドンがクラッシュで亡くなった2011年のラスベガス戦の状況に似ているとコメントしている。

「僕たちは、2011年にまったく同じような状況で親友を失ったことを忘れることはできない。ファンが何を望んでいるかは理解しているよ。10万人がこの場所で待っていて、レースをやりたいというなら、その必要があると受け入れる。でも、5000人しかいないのに、行うのは愚かな行為だよ」とカナーン。

 終盤、佐藤琢磨との衝突でレースを終えたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)もレースに対する苦言をTVインタビューで述べた。

「僕たちは何をしていたんだ? ラスベガスの状況だったよ。誰も傷つかなかったことだけがうれしいね。誰かがこの日のレースに対して責任を持たないとね。エキサイティングだったとしても、狂気じみていた。離れたり大きなリスクなしで順位を上げることはできないよ」

「クレイジーなレースだ。ラスベガスで起きたような別の事件は必要としてないし、こんな感じで走っていたら時間の問題だろう」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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