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F1ニュース

投稿日: 2015.05.19 00:00
更新日: 2018.02.17 08:06

プロスト「PUの問題はルノーブランドに影響しない」


 4度のF1チャンピオン、アラン・プロストは、ルノーのパワーユニットが大幅な改善を成し遂げるには2016年まで待たなければならないが、そうしたことがルノーのブランドに影響を及ぼすことはないとの考えを明らかにした。

 今シーズン、ルノーのパワーユニットに起きている一連のトラブルは、早くもダニエル・リカルドとダニール・クビアトのレッドブルドライバーふたりに年間制限の4基目のパワーユニットを使用することを強いている。

 ルノーは、レッドブルのクリスチャン・ホーナーが望むようなやり方とは逆に、パフォーマンスを犠牲にしながら問題の解決を優先させている。

 しかし、ルノーのアンバサダーを務めるプロストは、彼らの開発が今シーズン中にパフォーマンスの向上につながるとは考えていない。
「多少の開発は行われるが、おそらく今シーズンには十分ではなく、来年のためになるだろう」

 ホーナーは、夏休みが明けるまではパワーユニットの進展が見込めないことを認めているが、今シーズン中の進展には依然として希望を持ち続けている。
「チームからすれば、できるだけ早く望んでいる」とホーナー。
「もちろん、ルノーは信頼性に神経質になっているので、重要な進展は今シーズンの後半まで待たなければならないだろう」

 プロストは、2014年からのパワーユニット競争においてルノーのパフォーマンス不足が明らかな状況であるにもかかわらず、ルノーのブランドがダメージを負っているとは思わないと語っている。

「もちろん、いいことではないが、それがルノーのブランドに影響を及ぼしているとは思っていない」
「モーターレーシングではこうしたことが時々起こることを忘れてはならない。(シーズンを)支配することもあれば、その力を失うこともある。我々はそれを受け入れる必要がある」

「おそらく、予想よりも多くの問題を抱えている。しかし、レギュレーションの変更は非常に大きいものだったし、彼らはチャンピオンシップに集中していた」
「それにマシンのパフォーマンスがエンジンだけではなく、シャシーにもあることを忘れてはならない」