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F1ニュース

投稿日: 2012.02.07 00:00
更新日: 2018.02.16 07:11

ベッテル「レッドブルは圧倒的優位を失うだろう」


 セバスチャン・ベッテルは、テクニカルレギュレーションの変更により、今年レッドブル・レーシングが昨年のように独走するのは難しいだろうと語った。

 2011年にベッテルは11勝を挙げてタイトルを獲得した。しかし今年はそれほどのアドバンテージは持てないだろうとベッテルは考えている。
「僕らは常に2011年を振り返っては、『なんて特別な年だったんだ』と思うだろうね」とベッテルは、新車RB8の発表会に際してコメントした。
「去年と同じ、あるいは似たような年をまた送れると期待してシーズンに臨むことはできない」
「2011年のようなことが起きると期待するのは間違いだと思う。去年は序盤からリードし、タイトル争いにおいてライバルたちにものすごく大きなギャップを築いた」
「去年、シーズンが始まる時に、僕らはそんなことになるとは思っていなかった。だから今年もそれは同じだよ」

 ベッテルは、エキゾースト・ブロウン・ディフューザーなどの規則変更によってひとつのチームが他に対して大きなアドバンテージを持つことはできないだろうと予想している。
「マシンに関していえば、デザイナーがアイデアをひねり出したり、何か特別なものを見つけるような余地はあまりない。過去2年、僕らは大きなものをふたつ奪われた。ダブルディフューザーと、今年はエキゾーストシステムだ」
「それがなければ大きな差を生むのは難しいと思う。自分たちのマシンが他のすべてより優れているよう願っているけれど、難しいだろうね。どのマシンもすごく似通ったものになり、ギャップは以前より小さくなるだろう」
「今年はものすごく接戦になるよ。そうならなかったら驚きだ」