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F1ニュース

投稿日: 2012.04.17 00:00
更新日: 2018.02.16 08:31

ベッテルに新エキゾーストが合わず、悩むRBR


 中国GPでふたりのドライバーを異なるエキゾーストレイアウトのマシンで走らせたレッドブル・レーシングは、今週末のバーレーンGPで同じ戦略を採るのかどうか、検討中であると語った。

 セバスチャン・ベッテルはRB8の前のエキゾーストレイアウトの方を快適に感じると述べているが、チームのデータによれば新デザインの方が優れていることははっきりしている。中国GPではベッテルは古い方のレイアウトに戻し、マーク・ウエーバーは新しいデザインを使用、予選も決勝もウエーバーの方がいい結果を出した。

 レッドブルは、いずれはふたりに同じスペックのマシンを使わせたいとしているが、バーレーンGPに関しては、データを分析した後、再びふたりに異なるデザインのマシンを使わせる可能性もあるということだ。

 チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーは次のようにコメントしている。
「2、3日のうちに決定を下す。1レース分のデータがあるので、燃料が少ない状態、多い状態など、いいサンプルが取れ、これをチェックすることができる」

 このまま今シーズンを通してふたりのドライバーが異なるデザインを使い続ける可能性はあるのかと聞かれたホーナーは次のように答えた。
「それはないだろう。ひとつのスペックのベストの力を引き出すことに集中していくつもりだ。理想的にはふたつのソリューションのベストの特徴が欲しいが、それは今は難しい」

 ベッテルが古いスペックのエキゾーストデザインを好むのはドライビングスタイルが関係していると、ホーナーは説明した。
「アップグレードしたマシンのいくつかの特徴は彼のドライビングスタイルにあまり合っていなかった。彼はかなりスピードに乗ってコーナー入口に向かう走り方をする」
「2種類のマシンを中国に持ち込むという決定は(チーフテクニカルオフィサーの)エイドリアン(・ニューエイ)の意向によるところが大きく、技術上の決定だった。はっきりとした比較を行い、確実に方向性を見つけたかったのだ」
「それによって今週末は非常に役立つテストができた。ドライバーたちはこの判断に喜んで従った。3日間の走行を通して、今後の方向性を決めるための情報をたっぷりと得ることができた」


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