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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2015.11.09 00:00
更新日: 2018.02.17 11:29

ホンダ佐伯責任者「最終戦で優勝できてうれしい」


ポールポジションからスタートした#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)がレース2で優勝
Hondaのエンジン「HR-414E」搭載のマシンが最終戦で今シーズン初優勝を果たす
#16 山本選手はJAFグランプリのタイトルも獲

2015年11月8日(日)・決勝
会場:鈴鹿サーキット(5.807km)
天候:雨
気温:レース1/15℃(10:00時点)、レース2/15℃(15:00時点)
路面温度:レース1/17℃(10:00時点)、レース2/17℃(15:00時点)
決勝レース:レース1/20周、レース2/27周
コースコンディション:レース1/ウエット、レース2/ウエット
観客:1万6000人(主催者発表)

 11月8日(日)、三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットにおいて、2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第7戦(最終戦)の決勝レースが開催されました。

 最終戦となる本大会は2レース制で開催されます。20周で行われるレース1はタイヤ交換の義務がなく、28周で行われるレース2はタイヤを途中で4本交換しなければならない点も昨年と変わりありません。ただし、レインタイヤでスタートするコンディションとなった場合は、タイヤ交換の義務はなくなります。

 7日(土)の予選は、レース1のスターティンググリッドはQ1の結果で決め、レース2のスターティンググリッドはQ1~Q3の順位に応じて決定する形で行われました。レース1の予選では#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)の6番手を筆頭に、#34 小暮卓史選手(DRAGO CORSE)は8番手、#41 ナレイン・カーティケヤン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は9番手、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は10番手、#11 伊沢拓也選手(REAL RACING)は12番手、#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)は15番手、#10 塚越広大選手(REAL RACING)は16番手、#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は18番手となりました。ただし、#41 カーティケヤン選手と#64 中嶋選手は、エンジン交換を行った関係で10グリッドダウンのペナルティが科せられました。

 そしてレース2の予選では、#16 山本選手がポールポジションを獲得し、#40 野尻選手が3番手、#34 小暮選手は9番手、#11 伊沢選手は12番手、#41 カーティケヤン選手は14番手、#65 バゲット選手は15番手、#10 塚越選手は16番手、#64 中嶋選手は18番手の各グリッドからスタートすることが決まりました。

 本日の鈴鹿サーキットの上空は、あいにくの雨雲に覆われました。雨脚は強くないものの、昨晩から降り続いた影響で路面は濡れており、フォーミュラカーが走行すると水煙により、視界が遮られるコンディションとなりました。このため、午前10時に始まるレース1は、セーフティカーに先導されてスタートが切られることになりました。

 2周目を終えたところでセーフティカーが退去し、競技が本格的に始まりました。ただし、水煙が予想以上に激しく、どのドライバーも慎重に周回を重ねていきました。

 3周目に、9番手の#40 野尻選手が、目の前を走る#34 小暮選手に猛チャージをかけます。激しい攻防を繰り広げる2台は、シケインで軽く接触したものの、#40 野尻選手がオーバーテイクに成功して8番手に浮上し、#34 小暮選手は9番手に後退しました。

 その後、7番手を走るライバルが6番手の#16 山本選手に急接近し、7周目のシケインで2台が接触します。この影響で、ライバルはヘアピンでコースアウトし、レースを終えましたが、#16 山本選手は7番手に後退して走行を続けました。