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F1ニュース

投稿日: 2015.03.30 00:00
更新日: 2018.02.17 06:58

ホンダ密着:ドライバーが限界まで攻めた意味


 開幕戦で11位完走を果たしたときの新井康久(本田技術研究所取締役専務執行役員四輪レース担当)が最初に口にしたコメントは、こうだった。

「大変、疲れました」

 それから2週間後のマレーシアGP。レース後、チームハウスから出てきた新井総責任者の第一声は次のような言葉だった。

「とても残念」

 新井総責任者が残念と語った理由のひとつは、開幕戦ではほとんどできなかったレース中のバトルができていたことだ。15台しかスタートできなかったオーストラリアGPと違い、マレーシアGPは19台がスタートを切った。スタート直後の1〜2コーナーにかけてのポジション争いで、フェルナンド・アロンソが早くもフォース・インディアのペレスをオーバーテイク。手に汗握るバトルはセーフティカー明けにも待っていた。