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F1ニュース

投稿日: 2015.05.24 00:00
更新日: 2018.02.17 08:14

ホンダ密着:開発に貢献、ふたりのチャンピオン


 F1モナコGP、予選Q2で2回目のアタックに出て行ったジェンソン・バトン。今年のモナコは気温が低く、スーパーソフトでもフロントタイヤが温まりにくく、バトンはアウトラップに続いて、もう1周ウォームアップランを行い、3周目にタイムアタックを開始した。ターゲットは、その時点で10番手だったペレスの1分16秒999。0.094秒差で追うバトンには手ごたえがあった。しかし、アタックを開始した直後の1コーナーでイエローフラッグ。直前にニコ・ロズベルグがブレーキングをミスして、エスケープゾーンに退避していたからだった。

「本人も(Q3へ)行ける感触があったと思うので、アタック後に無線で12番手と知らされると、声をあげて残念がっていました」

 予選後に新井総責任者は、そう言ったあと「きちんとアタックできていれば(Q3へ)行けたでしょう」と唇を噛んだ。新井総責任者を悔しがらせたのは、バトンのアタック中に出たイエローフラッグだけではない。この日マクラーレン・ホンダには同じ1コーナーで、もうひとつの不運が起きていた。それは、Q2でフェルナンド・アロンソに起きた。アタックに入った直後のホームストレート上で突然、ステアリング上の液晶パネルに「アンチストール」の文字が表示されたアロンソのマシンは、1コーナーを過ぎたあとにストップしたのである。