レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2015.04.19 00:00
更新日: 2018.02.17 07:28

ホンダ密着:Q1突破に貢献したソフトウェアの進化


 4戦目にして、マクラーレン・ホンダが予選Q2に進出した。前戦中国GPのQ1ではトップから約1.7秒あった差が、バーレーンGPでは1.3秒に縮まっていたことを考えれば、実力でもぎとったQ2進出だと言っていい。

 エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)も「F1ではハードワークをこなすことで結果が出る。魔法は一切ない。だから、今日得られた改善は、才能にあふれた多くの人々による懸命な努力の賜物。本当にみんなよくやった」とチームを讃えている。

 中国GPから2週連続開催のバーレーンGPでは、パワーユニットのハード面でほとんど変更はなかった。にもかかわらず、マクラーレン・ホンダが前進してきたのは、ホンダがソフトウェアを改善してきたからだ。

 中国GPでは金曜日のフリー走行は良かったが、土曜日になると、その走りが再現できなかった。バーレーンGP開幕までの4日間、ホンダはデータを徹底的に見直した。そして、エネルギーのマネージメントがバーレーンのコース特性に適合し、ドライバビリティが向上したのである。新井総責任者も「バーレーンのサーキットに合わせて、いまあるパワーユニットの性能をきちんと使い切ることができた」と評価した。