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F1ニュース

投稿日: 2015.12.02 00:00
更新日: 2018.02.17 11:55

マクラーレン・ホンダ、首位で1年を締めくくる:ピレリF1タイヤテスト


 12月1日、ピレリのF1タイヤテストがアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われ、マクラーレン・ホンダMP4-30をドライブしたストフェル・バンドーンがトップタイムをマークした。

 2015年最終戦の2日後、ピレリタイヤの合同テストが朝9時から12時間にわたって行われた。このテストの主な目的は来季初めて導入されるウルトラソフトのさまざまなバージョン、また新しいコンストラクションを試すこと。チームは新しいパーツのテストやセッティング変更を行うことはできず、タイヤのスペックも知らされずに走る“ブラインドテスト”で、さらにテストは外部に非公開の状態で行われた。

 テストには全10チームが参加。メルセデスはパスカル・ウェーレイン、フェラーリはセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン、ウイリアムズはバルテリ・ボッタス、レッドブルはダニエル・リカルドとダニール・クビアト、フォース・インディアはアルフォンソ・セリスJr.とニコ・ヒュルケンベルグ、ロータスはジョリオン・パーマー、トロロッソはカルロス・サインツJr.とマックス・フェルスタッペン、ザウバーはアデリー・フォンとマーカス・エリクソン、マクラーレンはバンドーン、マノーはリオ・ハリアントとジョーダン・キングをそれぞれ走らせ、レースドライバー9人を含む全16人が走行を行った。

 まずは全ドライバーが、アブダビGPでチョイスされたスーパーソフトタイヤとソフトタイヤでマシンセットアップの確認のために走行。テスト開始から1時間半後に新ウルトラソフトと新たなコンストラクション(フロントとリヤ)のプロトタイプタイヤのテストがスタートした。ピレリはここに数種のウルトラソフトコンパウンドを持ち込んでおり、最終的にこのうちひとつを来季用に選ぶことになる。プロトタイプタイヤにはサイドウォールにカラーは入れられておらず、その他のタイヤには通常どおりのマーキングがなされていた。

 テストは朝9時にスタートし、夜9時近くまで、ランチブレークなしで行われた。12時間にわたるテストは1日のテストとしてはF1史上最長。