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クルマニュース

投稿日: 2015.05.29 00:00
更新日: 2018.02.17 08:21

ランボルギーニ、SUVを2018年に導入


新ランボルギーニSUV発表:
サンタアガタ・ボロネーゼで生産、数億ユーロを投資予定
ランボルギーニ、来たる新時代に向けての第一歩

【2015年5月27日ローマ/サンタアガタ・ボロネーゼ発】
この度、アウトモビリ・ランボルギーニは、製品レンジに加わる第3のモデル、ハイクラスSUVを発表いたしました。本シリーズモデルの市場導入は2018年の予定です。SUVのコンセプトは、すでに2012年北京モーターショーにて「ランボルギーニ・ウルス」(写真)として発表されています。

新モデルはサンタアガタ・ボロネーゼにて生産が行われ、この新SUVの投入によるラインナップの拡大とともに、ブランド全体にさらなる成長と可能性をもたらします。また、生産開始に伴い、工場における生産力の大幅な増強も決定しており、新モデルには数億ユーロ規模の投資を予定しています。

本プロジェクトの実現にあたっては、ランボルギーニに資金援助をおこなうフォルクスワーゲン・グループとアウディAG、さらにはイタリア経済開発省であるInvitalia(対内投資および経済開発をおこなうイタリアの行政法人)、エミリア=ロマーニャ州、組合代表および全アウトモビリ・ランボルチーニ・チームをはじめとした複数の団体が共同参画しています。

アウトモビリ・ランボルギーニ社代表兼CEOのステファン・ヴィンケルマンは、次のように述べています。
「ランボルギーニの全社員は、この時を迎えられたことを誇りに思っております。新たに導入となる第3モデルのラインは、弊社の持続可能かつ安定した成長を支える存在となるとともに、我々にとって新たな時代の幕開けを意味します。また、新SUVの生産をサンタアガタ・ボロネーゼで行うことは、”メイド・イン・イタリー”の持つ世界的評価の維持に努めたいという姿勢の表れです。」

新ランボルギーニSUVがサンタアガタ・ボロネーゼで生産されるにあたり、工場設備も大幅に増強いたします。工場敷地を現在の8万平方メートルから約15万平方メートルに拡大するだけでなく、新生産ライン、倉庫といった新設備の建設や、開発部門の拡大なども行います。第3モデルラインの追加により、イタリア国内および全世界の供給者ネットワークにも大きなチャンスが生まれ、今後500人の新規雇用を計画しています。

アウディAG理事会会長ルパート・スタッドラーは、次のように述べています。
「ランボルギーニ、イタルデザイン・ジウジアーロおよびドゥカティは、アウディ傘下において、そのイタリアン・アイデンティティーを失うことなく順調に発展して参りました。アウディは、ランボルギーニSUVの生産をサンタアガタ・ボロネーゼでおこなう決定をもって、今後も重要な自動車工業国家であるイタリアに貢献していく意志を、再び証明したのです。」

アウディAGの販売マーケテイング担当取締役ルカ・デ・メオは、次のように強調します。
「今日、ランボルギーニは世界の頂点に君臨するブランドのひとつとされています。アウディの社員も、イタリアにおける弊社の子会社であることを誇りに思っており、今回の決定についても、たいへん嬉しく思います。ランボルギーニとイタリアにとって非常に喜ばしいことと言えるでしょう。最後に、本プロジェクトを実現するに当たって協力してくださったイタリア政府に御礼を申し上げます。」

ランボルギーニは、高級SUVをもって未開発かつ急成長中の魅力的な車両セグメントへの参入を果たし、さらなる顧客層の拡大に努めて参ります。新SUVの顧客層には、ランボルギーニのスーパースポーツカーの顧客でありながら、これまでは他ブランドのSUVモデルを購入していた方々や、ランボルギーニ・ブランドには馴染のないご家族や新規顧客も含まれるでしょう。なお、車両の流通量は、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、アメリカならびにアジア太平洋の主要販売地域3ヶ所に均等に配分する予定です。また、主なターゲット市場は、アメリカ、中国、中東、イギリス、ドイツおよびロシアとなります。なお、年間生産台数は3千台前後を予定しており、ランボルギーニにおける販売実績は倍増するものと予測されます。