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投稿日: 2014.10.10 00:00
更新日: 2018.02.23 15:54

ラーダ、8年目のWTCC初勝利は「挑戦への報酬」


 WTCC世界ツーリングカー選手権の北京ラウンドで、ロバート・ハフにより記念すべき初勝利を飾ったロシアのラーダ。チーム代表のビクトル・シャポバロフは、この勝利が2014年に向けて直面した「信じられないような挑戦」に対する報酬だったと語っている。

 10月4日〜5日に開催されたゴールデンポート・サーキットで開催されたWTCC北京ラウンドで、ハフがドライブしたラーダ・グランタ1.6Tは、トム・コロネル駆るシボレー・クルーズを振り切りレース2で優勝。8年間の参戦を経て、初めての優勝をラーダにもたらした。

 今季、WTCC世界ツーリングカー選手権では、新たに改造範囲を広げたTC1レギュレーションが導入されたが、それに合わせてメーカーワークスとは言え、シトロエンやホンダと比較して小規模で活動しているラーダにとって、新規定準拠のグランタの開発は難航。当初は重量も規定より重く、シーズン途中に軽量化とサスペンションのリデザインを行った。

「本当に困難で、信じられないような戦いだったんだ。レースで速く走らせることはおろか、エンジンを始動可能にすることから大変だったんだ」とシャポバロフはこれまでの戦いを振り返った。

「我々は開幕前にテストを行っていないんだ。シェイクダウンさせただけだよ。最も重要な開発作業は、アルゼンチンの前だったんだ。そこでは多くの改良がなされ、クルマは確実に良くなった。でも、再設計したため最適なセットアップを見つけるだけの時間がなかったんだ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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