更新日: 2018.02.17 09:08
世界ラリークロス第6戦:エクストロームが優勝
世界ラリークロス選手権(World RX)は3~5日、スウェーデン・ヘリェスで第6戦が行われ、ティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)がトップチェッカーを受けたが、ペナルティにより降格。マティアス・エクストローム(アウディS1)が優勝した。
約4万人の観客が集まった5日の決勝には、ハンセン、エクストロームのほか、アンドレアス・バッケルド(フォード・フィエスタST)、トーマス・ヘイキネン(フォルクスワーゲン・ポロRX)、レイニス・ニッティス(フォード・フィエスタST)、ペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)が出場した。
決勝ではオープニングラップからバッケルドとハンセンによる激しいトップ争いが展開。テール・トゥ・ノーズの状態で迎えた4周目、5コーナーの飛び込みでハンセンがバッケルドのインを突く。ハンセンはバッケルドと接触し、マシンの右フロントライトを壊しながらも、オーバーテイクに成功しトップに浮上した。
トップにたったハンセンは、ファイナルラップにジョーカーポイントへ向かうが、ここでワイドに膨らんでしまう。その隙を突いて、オープニングラップにジョーカーポイントを走行し、着々と順位をあげてきたエクストロームがトップを奪取した。
2番手に後退したハンセンは懸命にエクストロームを追い、最終コーナーで強引にインへ飛び込む。エクストロームのマシンを押しのけるような形でオーバーテイクを決め、そのままチェッカー。スウェーデン出身のハンセンが母国で勝利を飾ったかに思われたが、レース後に接触に対するペナルティを受け2位に後退。エクストロームがスウェーデン戦2連覇を達成した。また、選手権ランキングトップのソルベルグは、ステアリングにトラブルが発生し、5周目にマシンを止めているほか、フォルクスワーゲン・ビートルでスポット参戦したダニエル・ホルテンは、14番手タイムに終わり、セミファイナル進出を逃している。