井原×マツダ。女性のMS参加推進計画の詳細を発表

　WEC世界耐久選手権などで活躍している井原慶子とマツダが協力し、モータースポーツ界における女性の活躍を推進していくプロジェクト『Mazda Women in Motorsport Project 2015』の募集が19日より開始となり、その概要が発表された。

　このプロジェクトは、FIAとJAFが提唱するウーマン・イン・モータースポーツの活動に賛同するマツダが、女性ドライバーとして世界で活躍する井原とともに実施するもの。井原は、FIAウーマン・イン・モータースポーツ委員会のメンバーを務めるとともに、JAFが昨年創設したウィメン・イン・モータースポーツ ワーキンググループのアンバサダーにも就いており、マツダとともにレース界での女性の活躍を推し進めていくこととなる。

　このプロジェクトについては、今年1月に開催された東京オートサロンの中で概要が明かされていたが、19日の募集開始と同時に、その詳細が発表された。

　募集人数は25名程度が予定されており、18歳以上の女性で、普通自動車運転免許証（AT限定不可）を所持している方なら誰でも応募可能。また、ドライバーとしてだけでなく、メカニックやエンジニア、マネジメントなどの分野で活躍することを目指す方も参加できるが、その場合でも実技のトレーニングは必須となっている。

　応募者の書類審査や面談などは3月中に実施され、31日には合格発表となる。その後、4月10日に開講式を開催し、4月〜7月の期間で、座学と実技を含めた1泊2日のトレーニングを、マツダの美祢試験場で実施。4回実施されるこのトレーニングのすべてに参加できることも条件のひとつとなっている。

　そこまでの“ステップ1”から若干名が、“ステップ2”としてマツダエンデュランスレースなどに参戦可能。さらに、ここで優秀な成績を収めた方は、“ステップ3”としてグローバルMX-5カップやスーパー耐久などへの参戦のサポートを受けられることになっている。

　今回の募集に関する詳細や応募方法は井原の公式サイト（http://www.keikoihara.com/mazdawim2015.html）に記されている。応募締切は応募締め切りは3月15日（日）いっぱいとなっているので、興味のある方はぜひチェックしてみよう。