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投稿日: 2014.07.31 00:00
更新日: 2018.02.23 15:42

佐藤公哉、不運続きも予選4番手に手応え


2014 GP2シリーズ第7大会(ハンガリー)レビュー
–佐藤公哉、不運続くも予選は4番手と大健闘–

■大会概要
開催国:ハンガリー
開催地:オンガロリング(一周:4.381km)
開催日:2014年7月25日(金)〜27日(日)

■大会結果
7月25日(天気:晴れ/路面:ドライ) 練習7番手
7月25日(天気:晴れのち薄曇り/路面:ドライ) 予選4番手
7月26日(天気:晴れ/路面:ドライ) レース1決勝 リタイア
7月27日(天気:晴れ時々薄曇り/路面:ドライ) レース2決勝 リタイア

■ハンガリー大会レビュー
2014年のGP2シリーズでカンポス・レーシング(Campos Racing)に所属する佐藤公哉(さとうきみや/24歳)は、F1世界選手権第11戦ハンガリーGPと併催されるハンガリー・オンガロリンクの第7大会へ同チームから臨みました。本大会で供給されるタイヤは、プライム側がミディアム(ホワイト)でオプション側がソフト(イエロー)でした。

7月25日午後0時からの練習走行(45分間)ではミディアムタイヤを履いてコースイン。予選を想定したタイムアタックでは、1分30秒039のタイムを記録して一時は3番手に就けます。最終的には7番手でしたが幸先の良い滑り出しでした。タイムアタックを終えたあとは、決勝を想定した調整をクルマに施して走り込みました。同日午後3時55分からの予選(30分間)では、ソフトタイヤを履いてコースイン。2セットを使いタイムアタックに挑み、1セット目は1分28秒658の2番手、2セット目は渋滞に遭いタイムを伸ばせなかったものの、ランキング上位のライバルを蹴散らして決勝レース1の4番グリッドを確保しました。

26日午後3時52分過ぎに始まった決勝レース1(37周・最大60分間)、前日の予選結果に基づき4番グリッドへミディアムタイヤを履いて就きました。スタートではホイールスピンが多く8番手へ順位を下げたものの依然入賞圏内で、ピットストップのタイミングを計りながら上位進出を目指して走り続けました。ところが6周目、9番手のドライバーが2度3度と佐藤のクルマに追突、さらにはコース外へ押し出しました。ピットレーンまで戻りタイヤを交換して戦列に戻りましたが、クルマのダメージが酷く残念ながらリタイアを決めました。

27日午前10時38分過ぎに始まった決勝レース2(28周・最大45分間)、決勝レース1の結果(リタイア)に基づき22番グリッドからスタートした佐藤は、一時は19番手まで浮上。さらにはファステストラップを記録しながら快調に走り続けていました。しかし、25周目にマシントラブルのため残念ながらコース脇にクルマを止めました。今後も佐藤に対するご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

■佐藤公哉(カンポス・レーシング・ドライバー)のコメント
「今回はチームが持ち込んだクルマが良かった。練習走行ではクルマの跳ねが少し気になったものの、一周を走り終えると自分の感覚よりも速いタイムが出ていました。高速コーナーでギアの選択を誤らなければ、もっと速いタイムを出せていたことも走行終了後のデータ分析で分かりました。予選に向けてはクルマの跳ねを解消するため少し調整を加え、またソフトタイヤを履いたこともあって、クルマのグリップはかなり上がりました」

「決勝レース1では、追突されてコース外に押し出されました。クルマにダメージがあったのでリタイアしました。ようやく上位で戦えるクルマになっていたのに残念です」

「決勝レース2でファステストラップの2点を取ろうと思ったのは、チームの指示ではなく自分の判断です。でも、優勝した(ARTグランプリのストフェル・)バンドーンに、僅か0.075秒差で逆転されたのは悔しいですね。最後はコクピット内に煙が上がり、腰のあたりが熱くなったので危ないと思ってクルマを止めました。原因はまだ分かりません。土曜日に続いて日曜日も運に見放されて残念です。でも、初日金曜日に予選4番手を取れたことで分かると思いますが、クルマはようやく普通の状態になりました。クルマがこのままの状態であれば、夏休み以降の終盤戦では期待できると考えています」


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