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国内レース他ニュース

投稿日: 2015.07.02 00:00
更新日: 2018.02.17 09:01

全日本カートKF部門第3・4戦 朝日&澤田が優勝


KFクラス第3戦・第4戦 フェスティカサーキット瑞浪

2015オートバックス全日本カート選手権
KFシリーズ第3戦/第4戦
開催場所:フェスティカサーキット瑞浪
開催日:6月27~28日
コース:フェスティカサーキット瑞浪
●天候:晴れ●路面状況:ドライ●参加台数:KF=23台

 2015年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第3戦・第4戦が6月27~28日の2日間、岐阜県のフェスティカサーキット瑞浪で開催された。

 4月上旬の開幕ラウンドから、約3ヶ月のインターバルを経たKFシリーズ。途中、アジアパシフィック選手権の開催もあり、異例の長期のインターバルとなったが、この間にどれだけ仕上げてきたかが注目される。開幕ラウンドには、イギリスからベン・ハンリーの参戦もあったが、今大会は全日本レギュラーメンバーのみでの戦いとなった。また、開幕戦はスーパーGT参戦のため欠場していた佐々木大樹(INTREPID・TM・BS)も今大会から復帰。その走りが注目された。

 今大会は西地域シリーズ第3戦との併催となるため、土曜日にタイムトライアイルまでを終了させる変則的な2日間開催で行われた。レースウィーク中の天候は、金曜日は大雨となったものの、土曜日には天候も回復。土日と全セッションがドライコンディションで行われた。

[第3戦]朝日ターボ、今季初優勝を飾る!
 土曜日に行われたクオリファイングプラクティスではルーキーの澤田真治(EXPRIT・TM・DL)がトップタイムをマーク。ただ一人42秒台へと入れる快走で予選PPを獲得する。2番手には阪口晴南(CROCPROMOTION・TM・DL)、3番手に開幕戦を怪我で欠場していた清原亮太(CRG・TM・BS)と続き、注目の佐々木は7番手、またディフェンディングチャンピオンの宮田莉朋(EXPRIT・TM・DL)は20番手と大きく遅れ、予選での追い上げを強いられることとなった。

 予選ヒートでは、澤田が好ダッシュでホールショットを奪ったものの、オープニングラップのたこつぼコーナーで清原がトップに浮上。しかし、澤田も負けじと2周目にはトップを奪い返し、そのまま後続を引き離していく。2番手には阪口が上がり、3番手に昨年の瑞浪で完全優勝を達成している朝日ターボ(EXPRIT・TM・DL)が浮上。清原は徐々に後退し、かわって4番手には木村偉織(SWF・IAME・BS)が上がる。

 上位陣のオーダーはそのまま安定し、澤田がトップチェッカーを受け決勝PPを獲得。2位に阪口、3位朝日、4位木村、5位菅波冬悟(CRG・TM・BS)と続いた。

 決勝は澤田が好スタートを見せる。そのままレースをリードしていくが、徐々に阪口が接近。9周目にはヘアピンで阪口がトップを奪う。その後は阪口、澤田、朝日の3台がトップグループを形成し周回を重ねていく。レース終盤、勝負に出たのが朝日。14周目のバックストレートエンドでレイトブレーキングを見せると阪口をかわしトップに浮上。その後はそのポジションをキープし、今季初優勝を飾った。2位に澤田、3位に阪口、4位山川仁也(TONYKART・TM・DL)とDL勢がトップ4を独占した。

朝日ターボ/優勝ドライバーのコメント
 ここまで長かったですね。今回はダンロップがいいタイヤを用意してくれました。チームや応援してくれた人のためにも、勝てて良かったと思います。次の第4戦も、この流れにのって勝ちに行きたいと思います。

[第4戦] 澤田真治、ルーキーながら初優勝!
 第4戦の予選では澤田が好スタートからトップをキープ。序盤に後続を引き離し、単独走行となる。2番手には阪口、3番手に清原が続く。澤田は後半に入るとややペースを落としながら周回。最後までトップを守ってチェッカーを受け、決勝のPPを獲得。2位には阪口が入り、第3戦と同じドライバーがフロントローに並ぶこととなった。

 決勝ヒートは澤田の好ダッシュで始まる。2番手には佐々木がジャンプアップ。さらに阪口、清原らが続く。序盤、3~4周はプッシュしたという澤田は、独走が難しいといわれる瑞浪で後続を引き離すことに成功。単独走行で周回を重ねていく。2番手争いは序盤のうち激しく展開されるが、徐々に落ち着き、山川仁也(TONYKART・TM・DL)が2番手をキープ。それを朝日が追う展開となる。

 トップの澤田は、最後はペースを落としながら走行。それでも約3秒の差をキープしてチェッカーを受け、デビュー4戦目にして初優勝を飾った。

澤田真治/優勝ドライバーのコメント
 今回は土曜日からいい流れが来ていたので、それを結果につなげることができて嬉しく思います。予選、決勝ともスタートから2~3周はプッシュしましたが、それで後続を引き離すことができ、余裕を持って楽なレースにできました。

■第3戦決勝

■第4戦決勝