更新日: 2018.02.17 13:12
出揃ったGT500ラインアップ。ルーキーはふたり
26日、ニッサン/ニスモがグローバルモータースポーツプログラムを発表したことにより、2016年のスーパーGT500クラスのチーム、ドライバー組み合わせがすべて決定した。今季も3メーカーから15台が参戦することになる。
2016年シーズンに向けたGT500クラスは、空力、サスペンションの開発が凍結されており、ニッサンGT-RニスモGT500、レクサスRC F、ホンダNSXコンセプト-GTとも外観から見た目の変更はない。各陣営ともエンジンのパワーや効率アップなど、内面で「できること」を突き詰めていくことになる。今年はウエイトハンデ50kgを超えた際の燃料流量リストリクターによる調整が変更される可能性もあり、エンジン開発は重要なポイントになるはずだ。
3車種の中で、内面で大きな変化があるのはホンダ。バッテリーサプライヤーの都合でハイブリッドシステムの搭載が厳しくなってしまったため、今季NSXコンセプト-GTはハイブリッド非搭載でシリーズに挑む。重量は軽減されるが、ハイブリッドで得ていたパワーは失うため戦闘力は変わらないのではないかという説もある。ホンダGTプロジェクトリーダーの松本雅彦氏へのインタビューは、発売中のオートスポーツNo.1426に掲載されているのでぜひご参照いただきたい。
そんな中で発表された今季のラインアップだが、各陣営とも大幅な変更があるわけではない。ドライバーふたりともが入れ替わったチームは今季ゼロだ。2016年に向けて各陣営ともチームやそれぞれの相性、走りのスタイル等を検討しながら組み合わせを行ってきた印象がある。
特にホンダは、小暮卓史と武藤英紀の入れ替えという組み合わせ変更に留まったが、この理由について松本プロジェクトリーダーは、上記のインタビューで「ドライビングスタイル」を挙げている。
No | TEAM | Driver | Tyre |
---|---|---|---|
1 | NISMO | 松田次生/R.クインタレッリ | MI |
6 | LEXUS TEAM LeMans WAKO'S | 大嶋和也/A.カルダレッリ | BS |
8 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | 松浦孝亮/野尻智紀 | BS |
12 | TEAM IMPUL | 安田裕信/J-P.デ・オリベイラ | BS |
15 | Drago Modulo Honda Racing | 武藤英紀/O.ターベイ | BS |
17 | KEIHIN REAL RACING | 塚越広大/小暮卓史 | BS |
19 | LEXUS TEAM WedsSport BANDOH | 関口雄飛/国本雄資 | YH |
24 | KONDO Racing | 佐々木大樹/柳田真孝 | YH |
36 | LEXUS TEAM TOM'S | 伊藤大輔/N.キャシディ | BS |
37 | LEXUS TEAM TOM'S | J.ロシター/平川亮 | BS |
38 | LEXUS TEAM ZENT CERUMO | 立川祐路/石浦宏明 | BS |
39 | LEXUS TEAM SARD | 平手晃平/H.コバライネン | BS |
46 | MOLA | 本山哲/千代勝正 | MI |
64 | NAKAJIMA RACING | 中嶋大祐/B.バゲット | DL |
100 | TEAM KUNIMITSU | 山本尚貴/伊沢拓也 | BS |