更新日: 2018.02.17 12:15
哀悼の意を表します。2015年の訃報・おくやみ
激動のシーズンだった2015年も残りわずか。改めて今年はどんな1年だったのか振り返りたいと思います。今回は、惜しまれつつも亡くなられた国内外のモータースポーツ関係者を振り返り、改めて哀悼の意を表します。
1月~2月
1月には2輪レーサーとしてキャリアをスタートしたのち4輪へ転向、1967年から1974年までF1に参戦し1勝を挙げたジャン-ピエール・ベルトワーズさん、2月にはジャッキー・スチュワートやアイルトン・セナを成功に導いたF1デザイナーのジェラール・ドゥカルージュさんが亡くなりました。
2015/01/06
元F1ドライバー、ベルトワーズが死去
2015/02/25
伝説のF1デザイナー、ドゥカルージュが死去
5月
5月は“元祖日本一速い男”星野一義とともにホシノレーシングをトップチームに育て上げた金子豊さん、全日本F2選手権で活躍した松本恵二さんが亡くなりました。ホシノインパルの星野一義社長は「金子、ゆっくり休んでください。もっともっと、チーム・インパルは素晴らしいチームになるから。最強のチームになってみせる」と旧辞を述べたほか、直後のスーパーフォーミュラ第2戦岡山では松本恵二さんが使用していた当時のカーナンバー8を全マシンと各ドライバーのヘルメットにつけ、哀悼の意が表されました。
2015/05/06
訃報:ホシノインパルの金子豊氏亡くなる
2015/05/11
インパル金子副社長葬儀で星野社長が弔辞
2015/05/18
全日本F2などで活躍。松本恵二さん亡くなる
2015/05/22
SF岡山で松本恵二さん、金子豊さんに哀悼の意
7月
7月、2014年のF1日本グランプリでクラッシュし、意識を失ったままフランスの病院で療養を続けていたジュール・ビアンキが長い戦いの末亡くなりました。25歳というあまりに早すぎる死に、世界中のモータースポーツ関係者が悲しみにくれました。
2015/07/18
ジュール・ビアンキが亡くなる。家族が発表
2015/07/20
さよならビアンキ、21日に故郷ニースで葬儀
8月
ベライゾン・インディカー・シリーズに参戦していたジャスティン・ウィルソンさんのヘルメットに単独クラッシュしたマシンのパーツ片が直撃。ウィルソンは病院へ緊急搬送されましたが、意識不明のまま帰らぬ人となりました。また、元F1ドライバーで1976年から1996年までF1コンストラクターとして活躍したリジェの創設者でもあるギ・リジェさんも亡くなりました。
2015/08/25
ジャスティン・ウィルソン、インディの事故で死去
ブーリエもショック、ギ・リジェが亡くなる。F1で9勝のリジェ創設
10月
10月にはTEAM石松のオーナーである早乙女実さんが亡くなりました。早乙女さんはスーパーカーレース参戦へ向けた準備として、富士スピードウェイのスポーツ走行枠で走行中に他車と接触しタイヤバリアに激突。心肺停止の状態で病院へ搬送されましたが、そのまま息を引き取りました。また、スコットランドで行われたマル・ラリーではマシンがクラッシュした際にコドライバーが亡くなっています。
2015/10/17
スコットランドのラリーイベントで死亡事故
2015/10/16
富士SWで死亡事故。SCR第8戦は開催を自粛
2015/10/17
富士SW死亡事故、SCR竹内代表がリリースを発表
事故など
今年は競技中に観客が死傷するアクシデントが多かった年でもあります。3月にはニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦の決勝レース中、ニッサンGT-RニスモGT3がエアボーン状態となりクラッシュ。キャッチフェンスを飛び越えてしまったため、観客1名が事故に巻き込まれ亡くなりました。
また、ラリー競技ではコントロールを失ったマシンが観客のいるエリアに飛び込み、6名が死亡、10名以上が負傷する事故もありました。
2015/03/29
VLN1でGT-Rがクラッシュ。観客1名が死亡
2015/09/07
ラ・コルーニャラリーのクラッシュで6人亡くなる
2015/10/13
スコットランドのラリーイベントで死亡事故
心から哀悼の意を表します。