レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2015.08.31 00:00
更新日: 2018.02.17 10:01

大輔「やっと36号車で優勝することができた」


 スーパーGT第5戦鈴鹿1000kmの決勝レースで、GT500クラス優勝を果たしたPETRONAS TOM'S RC Fの伊藤大輔/ジェームス・ロシターが、決勝の戦いを振り返った。

●PETRONAS TOM'S RC F:GT500クラス優勝
伊藤大輔
「事前のテストで調子が良かったこともあって、自信をもってこの鈴鹿1000kmに挑んだのですが、フリー走行でミッショントラブルが出て、ほとんど走れない中で予選を迎えるという状態で、ちょっと出鼻をくじかれてしまいました。実際、うまくいかない部分もあってQ1で落ちてしまい、かなりヘコんでいましたが、諦めずにいこうと思い直しました」

「スタートはウエットだったのですが、ジェームス選手が着実に順位を上げてきてくれて、僕のスティントでは100号車、15号車との争いになりました。15号車は上手く抑えることができましたし、その後スリックに替えるタイミングも非常にうまくいったので。自分としては納得できるスティントでしたね」

「もともとは5ストップのつもりでいたのですが、その後のセーフティカーや雨の関係で少しずつ4ストップでいけるような流れになってきました。燃料をセーブしながらも、速さのある車なのでプッシュしたいという部分もあり、非常に難しい状況ではあったのですが、うまくそこを両立させることができましたね」

「最後のピットストップも、ぎりぎりのタイミングでジェームス選手にバトンを渡したのですが、(そこまでで)うまくギャップを作つくることができていたので、ジェームスも燃料をセーブでき、結果的には良かったです。トラブルが土曜日に出てしまいましたが、それ以外はチームとしてもミスなく仕事をできたと思っています。非常にうれしいです」

「去年タイトル獲れなかった悔しい思いを、今年の36号車でぶつけたいという気持ちで戦っていますが、クルマの速さの割には結果がついてこない部分がありました。前回の富士も勝つつもりでしたが、全然うまくいかず、自分の心の中ではかなりフラストレーションがたまる中で1000kmを迎えました。そういう意味では、結果としてやっと36号車で優勝でき、うれしく思っています。後半戦がここからスタートしましたが、残り3戦をきちんとランキング上位で戦い、チャンピオンを獲るために次のレースも頑張りたいですね」