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F1ニュース

投稿日: 2015.03.15 00:00
更新日: 2018.02.17 06:40

密着マクラーレン・ホンダ:敵は熱だけではない


 予選後、マクラーレンはチームの首脳陣とドライバーふたりを交えた「Meet the Team」と呼ばれる記者会見を行っている。それはホンダとパートナーを組むことになった2015年も変わりなく、エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)とジェンソン・バトン、ケビン・マグヌッセンらドライバーとともに、ホンダの新井康久(専務執行役員/F1プロジェクト総責任者)も出席した。

 当然、日本から来ているメディアのほとんどが参加しただけでなく、マクラーレンの地元となるイギリスのメディアも大半が出席した。2008年以来、7年ぶりにF1復帰するホンダを追いかけて、日本からも普段取材に来ないメディアがサーキットを訪れている。さらにF1界で最も多くの報道陣が集うイギリス勢は、日本勢をはるかにしのぐ規模で、会見場は椅子に座りきれないほど、大勢の報道陣が集まった。

 マクラーレン・ホンダは、予選参加18台中最下位という結果に終わった。その報道陣から誰よりも多くの質問を浴びたのは、新井総責任者だ。

「いつになったらホンダはまともに走り出すのか?」「なんで、こんなにひどい状況なのか?」という強い調子の質問もあった。それでも新井総責任者は感情的になることなく、ひとつひとつ真摯に答えていた。