更新日: 2018.02.23 13:18
桜井、Capeta作者デザインのスーツでGP3開幕戦へ
今週末、F1スペインGPのサポートイベントとして開幕するGP3シリーズ。このシリーズに日本人として初めて参戦する桜井孝太郎が、漫画『Capeta』作者の曽田正人さんがデザインしたレーシングスーツで、開幕戦に臨むことになる。
桜井は昨年、イギリスF3選手権のルーキークラスに参戦し、ほとんどライバルがいない状況ながらきっちりと結果を残し、クラスチャンピオンを獲得。17歳でイギリスF3ルーキータイトルを得た。
そんな桜井のタイトル獲得にあたり、昨年末東京のイギリス大使館で祝勝会が行われたが、もともと漫画『Capeta』の大ファンであるという桜井は、作者の曽田さんをパーティに招待。その場でGP3参戦を明らかにした桜井は、「曽田先生にお願いがあります。僕の来年のレーシングスーツをデザインしてください!」とサプライズで申し出ていた。
曽田さんはこの申し出を快諾。漫画『Capeta』主人公である平勝平太と同い年である桜井のためにデザインを行い、ARDの製作で実際のスーツができあがることに。桜井が今季所属するステイタスGPのイメージカラーを取り入れたスーツに仕上がった。
「曽田先生にデザインして頂いたレーシングスーツは、完全オリジナルで世界にひとつしかない僕だけのレーシングスーツです。今にも漫画に出てきそうなレーシングスーツでGP3を戦えることを光栄に思いますし、漫画のようなフィクションの世界を、サーキットで僕が主人公になって、皆さんにお見せできることを期待してください」と桜井。
また、写真で桜井がスーツを着用しているシーンを見た曽田さんは、「感激です。スーツメーカーの再現力というか、技術は凄いですね。僕自身が抱いていたイメージとかなり近く、嬉しい驚きです」と語る。
「戦士の鎧たるスーツをデザインさせていただいたことで、今シーズンはずっと桜井孝太郎選手と一緒に戦っている気分になるでしょう。桜井孝太郎選手の秘めたるパフォーマンスを100%発揮しつくせるシーズンになることを、東京から祈っています!」
桜井のスーツの胸部分には、しっかりとCapetaのロゴが。GP2、そしてF1を目指す猛者達が集うGP3で、桜井がカペタのように勝ち抜いていけるのかどうか、注目したいところだ。