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F1ニュース

投稿日: 2014.09.28 00:00
更新日: 2018.02.17 03:10

毒舌パドック裏話:誰が言い出した無線通話禁止ルール


 ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話:シンガポールGP編。昨年は本誌で連載していたこちらのコラム。今年は【携帯サイト限定】版としてお届けしていきます!

誰が言い出した無線通話禁止ルール
 シンガポールGP最大の特徴は、何と言っても日没後にレースがスタートすることだろう。すべてが“闇の中”で進行すると言い換えることも可能で、今年はチーム/ドライバー間の無線連絡に関し、FIAがまさに暗夜行路を地で行く迷走振りを披露した。無線でドライバーに戦い方を指示するのは禁止、といきなり言い出したかと思うと、それから幾日も経たないうちにこれを撤回するなど、まさに絵に描いたような朝令暮改。
 可哀想にレース・ディレクターのチャーリー・ホワイティングは、その度に記者会見を開いて陳弁に追われていた。誰が言い出したことか知らないが――バーニー・エクレストンの差し金であることは間違いない――、馬鹿げた思いつきの尻ぬぐいをさせられてはチャーリーもタマったものではあるまい。

 短絡的なアイデアである上に、通達があまりにも急なものだから、そもそも実現不可能なルール改正であったことは他言を待たない。言うなれば、サッカーゲームのキックオフ直前に、ペナルティ・エリアに入ったら攻撃側はボールを手でゴールに投げてもいい、と宣言するようなものである。
 無線通話を禁止するこの新ルールに、木曜日は自信満々の様子を見せていたバーニーだが、24時間後にはその勢いもどこへやら。「ワシゃ知らんもんね」と頬被りを決め込んだ姿が印象的だった。

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