特別な上海で「流れを変える」とロズベルグ

　メルセデスAMGのニコ・ロズベルグは、F1初優勝を飾った思い出の地、上海で今シーズンの流れを変えたいと強く願っている。

　昨年、惜しくもタイトル争いに敗れたロズベルグは、2015年こそ悲願のタイトル獲得を目指し、今シーズンのスタートを切ったが、開幕戦のオーストラリアでルイス・ハミルトンに優勝を奪われると、続くマレーシアでもフェラーリとチームメイトに敗れ、昨年速さを見えた予選でも2戦続けてポールを逃している。

　未だ今季の勝利を手にしていないロズベルグは、現在トップのハミルトンから10ポイント差のランキング3位に甘んじているが、今週末に行われる第3戦の舞台、上海は2012年にキャリア初優勝を飾ったサーキットであり、ここで流れを変えてタイトルレースをスタートさせたいと考えている。

「前回のレース週末は僕にとって素晴らしいものではなかった」とロズベルグ。
「予選で1周をまとめられず、ピットストップでも遅れたため、それを挽回してルイスを捉えるには難しいレースだった。だけど、確実に学んだことはあったから中国のトラックでそれを発揮するんだ」

「チーム6年目の僕にとって完璧なスタートではなかったから、この週末で流れを変えるつもりだ。上海は僕にとって、シルバーアロー3年目の2012年にキャリア初ポールと初優勝を飾った特別なサーキットだからね」

「もちろん、僕のチームメイトは違う考えだろうし、赤いマシンに乗る同胞（セバスチャン・ベッテル）もそうなのは分かっている。だけど、ここはいつも僕に合ったトラックだから、力強い週末にできると思っているよ」