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F1ニュース

投稿日: 2014.04.20 00:00
更新日: 2018.02.16 23:17

独走ハミルトン初の3連勝。跳ね馬も今季初表彰台


 2014年F1第4戦中国GPは20日、上海インターナショナル・サーキットで56周の決勝レースが行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインで自身初の3連勝を飾った。ケータハムの小林可夢偉は最終ラップでジュール・ビアンキをオーバーテイク、ライバルのマルシャ2台を従え17位でフィニッシュした。

 今年で開催11年目を迎えた中国GPは、グランドスタンドを多くファンが埋め尽くし、開催当初とは雰囲気も一変。F1がこの地に根付きつつあることを予感させるような盛り上がりを見せた。
 前日の予選はウエットコンディションとなったが、日曜日のサーキット上空はどんよりと曇りがかっているものの、ドライコンディションでスタート時刻の15時を迎えた。

 レースは、ポールシッターのハミルトンが好スタートを決めてホールショットを奪うと、序盤から後続のライバルたちを1周1秒近いペースで引き離していく。2番手には、スタートでダニエル・リカルドをパスしたセバスチャン・ベッテルが続き、フェルナンド・アロンソが3番手。フェリペ・マッサも素晴らしいダッシュでアロンソに並びかけたがフェラーリとタイヤ同士が接触して5番手。一方、4番手スタートのニコ・ロズベルグはウイリアムズのもう一台を駆るバルテッリ・ボッタスと接触するなど6番手までポジションを落としてしまった。

 ハイペースで首位をひた走るハミルトンは、5周目あたりからグレイニングの症状に見舞われたライバルを尻目にさらにリードを広げていき、10周目には10秒の大量リードを築く。ハミルトンはその後もさらにギャップを広げ、上位勢で一番最後の17周目に最初のピットストップを敢行。一方、2番手にはピットタイミングでレッドブルを逆転したアロンソが浮上し、ベッテル、リカルド、そしてウイリアムズをオーバーテイクしたロズベルグが追い上げを開始してくる。

 独走状態のハミルトンが20周を過ぎると、最初のピットでリカルドを交わしたロズベルグがベッテルをオーバーテイクし3番手に浮上。逆にポジションを落としたベッテルはチームメイトのリカルドにも捉えられ、無線でポジションを譲るように指示されてしまう。
 26周目にベッテルが5番手に後退。オーダーはハミルトン、アロンソ、ロズベルグ、リカルドと変わるが、ピットアウト時に4秒弱だったハミルトンのリードは、33周目のアロンソのセカンドストップを前に再び15秒以上まで広がった。


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