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投稿日: 2014.09.04 00:00
更新日: 2018.02.23 15:49

琢磨「シーズン序盤の苦しい戦いから立ち直れた」


第18戦 フォンタナ
心地よいシーズンの幕切れ

 全長2マイル(約3.2km)のスーパースピードウェイ、フォンタナで開催された500マイル(約800km)レースで佐藤琢磨は6位に入り、好調さを保ったまま2014年ベライゾン・インディカー・シリーズを締め括った。

「どうやら悪い流れを断ち切れたようです!」 何度も不運に見舞われながら、シーズン終盤に向けて徐々に調子を上げてきた琢磨は、高らかにそう宣言した。今シーズンが残り5レースとなったとき、困難な戦いを強いられてきた琢磨はポイントテーブルの21番手となっていた。ところがトロントで5位、ソノマで4位、そしてロサンジェルス近郊のフォンタナ(ここではポイントが倍増された)で6位に入った結果、最終的な成績をシリーズ18位まで伸ばすことができた。ちなみに、最後の5戦で獲得したポイントの合計で比較すると、No.14 AJフォイト・レーシング・ダラーラ・ホンダを駆った琢磨は146点で、244点のスコット・ディクソン、204点のトニー・カナーン、チャンピオンのウィル・パワー、そして169点のファン-パブロ・モントーヤに続く5番手の成績だったことがわかる。

 フォンタナのレースウィークは実質的に水曜日のオープンテストで幕を開けた。

「午後のプラクティスにくわえ、夕方から夜にかけても走行セッションが設けられました」と琢磨。「予選は午後2時の開始、そして決勝はナイトレースなので、これですべてのコンディションを理解することができました。特に日が沈むと気温が急激に下がるので、とても助かりました」

「昨年のフォンタナではマシーンの仕上がりがあまりよくなかったため、今年はセットアップの方針を大幅に見直しました。さらに、今シーズンはオーバルレースが少なかったので、毎戦なにかを学び取り、セットアップを進化させるように努力しました」

「金曜日のフリープラクティスでは、これまでいいと考えられていたものをすべて組み合わせてからテストメニューを始めました。ただし、結果は予想外のもので、別の解決策を見つけ出さなければならなくなりました。特にコーナーでのスタビリティが思わしくありませんでした。フォンタナの路面はバンピーで、車線と車線の間にあるつなぎ目も大きな問題となります。なにしろ、ニュータイアを履いていない限り、車線をまたいで走ることができないほどなのです」


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