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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2015.08.23 00:00
更新日: 2018.02.17 09:52

石浦「レース人生でこんな上手くいったのは初めて」


 スーパーフォーミュラ第4戦もてぎの決勝レースで表彰台を獲得した石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)の3人が、今回のレースを振り返った。

●石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING):優勝
自分のレース人生の中でも、ここまで順調にいくことがなかったので、こんなに上手くいくとは、という感じです。昨日から逃げるレースがしたいとは言っていましたが、スタートしてからも後続を離していけたので、前回勝った時とは違い、ひとりでレースをしている感じでしたね。

正直、後半の(中嶋)一貴選手のペースにはビックリしました。毎周サインボードでタイム差を見ていました。楽にレースができるかなと思っていましたが、後半は追い付かれそうにもなっていたので、最後まで気を抜かずにプッシュしました。もてぎの特性上、ブレーキングポイントでちょっと飛び込み過ぎるとコースアウトする危険性もあるので、毎周プッシュしながらも安定して走るのは難しかったです。でも、最後まで集中力を途切らせずに走れました。

フォーメーションラップ15秒前にギアを1速に入れようとしたら何も反応が無く、何度か試してみてもダメでした。慌てながらも一旦冷静になって、ギア回りを確認してみると、いつもは乗り込んだ時にチームがオンにしてくれるTCU(ギア回りをコントロールするスイッチ)がオフになっていたので自分で入れました。ただ、オンにしてもすぐにはクルマは動かなくて、2~3回試してやっと動いたという感じです。

今後はレイアウトが全然違うサーキットが続きますが、ここにいる3チームはクルマも仕上がっていて、調子が良いというのは変わらないと思います。サーキットに合わせてマシンを作りこむことができたり、急な天候の変化にもしっかり対応ができるかの違いで勝敗が分かれると思います。

2勝すればタイトルが見えてくるかと思っていましたが、有力なライバルたちも表彰台に乗ってきてしまうので、3勝目を挙げないとタイトルは見えてこないかなと思います。これまでタイトル争いをできていないので、(タイトルの)獲り方は分かりませんが、勝ちを狙っていくしかないと思っています。


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