レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2015.08.23 00:00
更新日: 2018.02.17 09:51

石浦がもてぎを完全支配。一貴は気迫の追い上げも2位


 全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦もてぎは23日、52周の決勝レースが行われ、石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)がポール・トゥ・ウイン。ライバルを寄せ付けないレース展開で今季2勝目を挙げた。

 予選日、そしてこの日の朝のフリー走行もドライコンディションとなっていたもてぎ戦だったが、正午を挟んで一時降雨があり、スーパーフォーミュラ決勝前の2輪のレースはウエット路面で展開。ただ、スーパーフォーミュラのスタート進行が始まった時点では降雨はなく路面も乾きかけており、15時5分からのフォーメーションラップには全車スリックタイヤを装着して臨んだ。

 スタートでは、石浦がホールショット。5番グリッドから今回も好スタートを決めた中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が2番手に浮上し、小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)と続いていく。一方、フロントロウからスタートした野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、1〜2コーナーで5番手まで順位を落とすこととなった。

 首位の石浦は、序盤から1分35秒半ばのタイムを並べていき、序盤の11周を終えたところで5秒以上のリードを築き上げる。一方、その11周目を終えたところで、4番手走行中のオリベイラと、6番手のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がピットイン。オリベイラは4輪交換、ロッテラーは2輪交換を採用する。翌周にはこの動きに追随するチームもあり、オリベイラは13番手、ロッテラーは14番手というポジションとなる。

 ただ、その他の上位陣はここでは動かず、首位の石浦に続き、一貴、可夢偉、野尻、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、山本尚貴(TEAM無限)というオーダーとなった。その後、レースも折り返しを迎えたところで石浦はリードを9秒まで拡大。その後も1分35秒台後半のタイムを並べ、優位をキープしていった。